2012年10月31日
ブレーキ鳴きで困ったら・・・
自動車の不具合を知るきっかけとなるもので、異音や匂いといった五感を頼りにした自動車からのメッセージは、重大なトラブルの前兆であることも多く、メンテナンスの知識が増えてくると気になってくるものだと思います。

ここで、重大なトラブルではなくても、気になる異音の一つに「ブレーキの鳴き」という現象があります。





ブレーキが鳴く理由は、ブレーキパッドが摩耗していることを示していることもありますので、鳴きが発生したときには、点検をする必要があります。

ここで、ブレーキパッドが摩耗しているだけなら、ブレーキパッドの交換で問題は片付くのですが、ブレーキパッドが摩耗していない状態で鳴きが発生するときは、対応に困ってしまうと思います。


このような異常ではなくてもブレーキが鳴いてしまうのは、気温や湿度などの条件が悪い意味で一致してしまい、ブレーキパッドとブレーキディスクの摩擦力の一部が音に変化してしまっていることが原因となります。

ブレーキングのたびに「キーキー」と音が鳴ってしまうと、異常ではなくても非常に気になってしまうと思います。



ここから先の記述は、あくまでもブレーキ鳴きを解消させる手段についての説明で、必ずしもDIYでのメンテナンスを推奨するものではありませんので誤解のないようにお願い致します。

また、ブレーキのメンテナンスは、手順や作業に問題があったときに、重大な事故やトラブルに直結してしまう可能性がありますので、自信のない方はプロの整備士に相談するようにして下さい。




話しは戻りますが、ブレーキパッド自体を交換してしまうには早すぎるなど、ブレーキのメンテナンスをせざるを得ないときに、どのような方法があるのかについて説明します。





考えられる方法としては、ブレーキパッド自体の交換以外では、

1)グリスの塗布
2)面取り


があります。

実際には、他にもブレーキパッドにスリットを加工したりするケースもありますが、DIYでの作業では現実的ではないかもしれません。




グリスを塗布する方法としては、DIYでは、比較的手軽に行うことができる対策になると思います。

これは、ブレーキパッドとシム(金属製のプレート)との間にグリスを塗る方法になります。

ブレーキパッドが熱をもつことにより、この部分のグリスが劣化してしまったり、溶けてなくなってしまっていることが鳴きの原因であることがあります。

ここで注意しておきたいのが、「鳴き止め剤」として販売されているもので、ブレーキパッドの両端に塗るタイプのものがあります。

その効果が一時的なものであることや、塗り過ぎによる制動力の低下がデメリットとなってしまうものですので、個人的にはお勧めできるものではありません。

「ブレーキパッドとシムの間に塗るグリス」であって「パッドの両端に塗る」ものではない点を間違えないようにして下さい





次に、面取りですが、ブレーキパッドの角の直角になっている部分を、80~100番程度の粗めの紙やすりで磨く方法になります。

これは、摩擦係数を若干変更させることで、ブレーキパッドとブレーキディスクが共振しないようにする方法になります。


一般的には、この二つの対策をすることで、ブレーキの鳴きの問題は解消されると思われます。

しかし、現状では「ブレーキが絶対に鳴かない方法」というものはありませんので、ブレーキ鳴きが酷くなってきて、やむを得ず対策するときに、このようなことを行うことがあります。



Wikipedia [ブレーキパッド]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89

Wikipedia [ディスクブレーキ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD

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http://buhinnya.com/

Posted at 2012/10/31 01:02:35 | コメント(5) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2012年10月30日
ブースターケーブルもそろそろ準備!


何年間も愛車の整備を自分でしてきた方にとっては、「何をいまさら・・・」と思われるかもしれませんが、これからの季節に必要になることの多い、ブースターケーブルの使い方についておさらいしておきたいと思います。



ブースターケーブルは、バッテリートラブルでエンジン始動が出来ない車両を救援するためのケーブルですが、

・ブースターケーブルの容量があっていること
・接続する順番


などが重要になり、とくに接続する順番を誤ってしまうと、思わぬトラブルに発展してしまいますので注意しないといけません。


ブースターケーブルは、カー用品店・ホームセンターなどでも取り扱いがあると思いますが、予算の許す限り容量の大きいタイプを選択しておくと安心です。


軽自動車用の容量の小さなもので、普通車や大型車などと接続してしまうと、ケーブルを触れないくらい熱くなってしまいますし、場合によっては被膜が溶けてしまう恐れもあります。

容量が不足していないこと・出来れば容量に余裕のあるもの、というのが一つ目のポイントになります。


そして、ブースターケーブルを接続する順番は、絶対に間違えてはいけませんので、十分に注意して下さい。





購入したブースターケーブルの説明書にも記載されていると思いますが、

1)故障車のプラス端子に接続(赤)
2)救援車のプラス端子に接続(赤)
3)救援車のマイナス端子に接続(黒)
4)故障車のエンジン本体に接続(黒)


という順番になります。

この接続する順番は、無理に覚えるよりも、接続する必要があるときに、一つずつ確認しながら接続する方が安心だと思います。

最後の4)のときに、故障車のプラス端子に接続しないで、エンジン本体に接続する理由は、最後の4)のときに、火花が飛ぶから

ということになります。これは、

バッテリーから発生している微量の水素に引火して爆発するのを予防するため

ですので、できるだけバッテリーから離れた位置に接続するのが望ましいとされています。


自分の愛車がMT車である場合は、ブースターケーブルがなくても押しがけでエンジン始動に成功することもありますが、AT車の場合はブースターケーブルが必要になりますので、寒い地域に住んでいる方・スキーなどが大好きだという方は、必需品だと思って用意した方がいいと思います。


また、ジャッキアップなどと同じように、一見、単純そうな作業ほど慎重さが求められる点があるのも、DIYでするときに注意しなければならないポイントだと思います。


Wikipedia [ブースターケーブル]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB

SUZUKI [FAQ]
http://www.suzuki.co.jp/about/faq/dom4.html
Posted at 2012/10/30 01:01:54 | コメント(4) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2012年10月29日
本格的な冬の前に、プラットホームの確認を!

10月も残りわずかとなり、いよいよ本格的な冬を迎えることになりますが、今のうちから冬に備えて点検しておいた方が良いこともあります。



冬になると雪の降る地域に住んでいる方の中には、タイヤチェーンではなくスタッドレスタイヤを装着するケースがあると思います。



スタッドレスタイヤが登場する以前は、「スパイクタイヤ」というものがありましたが、路面を痛めてしまったり、削られた路面が粉塵となって舞ってしまうことから販売は中止されました。

そして、スパイクタイヤに代わるものとして「スタッドレスタイヤ」が登場することになりますが、名前の由来は

スタッド(鋲)レス(がない)

ということで、スパイクタイヤと異なり、鋲のない冬用タイヤという意味になります。


夏用タイヤの摩耗具合を点検するための「スリップサイン」については、比較的多くの人が点検を行っていますが、スタッドレスタイヤの点検方法については、あまり知られていないようです。

スタッドレスタイヤの点検は、「プラットホーム」が露出しているかどうか?によってタイヤの使用限界を知ることができます。



基本的には、夏用のスリップサインと点検方法は同じになりますが、プラットホームは夏用タイヤと異なり、4mm程度の溝を残したところで、冬用タイヤとして使用することができなくなってしまいます。


他にも、夏用タイヤと同じように、サイドウォールなどにヒビが入っていないか?なども確認しておくと安心です。

スタッドレスタイヤでもタイヤチェーンでもそうですが、冬になってから「突然の雪のときにカー用品店などに駆け込む!」といったことが、毎年のように見られますので、余裕を持った冬の準備をしておくようにしたいものです。

また、スタッドレスタイヤ以外で気を付けるポイントとしては、ラジエター冷却水の濃度が薄くなっていないか注意するようにして下さい。

冷却水が漏れている車両で、水を継ぎ足しているケースでは、冬になって冷却水の凍結によるオーバーヒートなども多く発生しています。

まだまだ、本格的な冬の到来には早いですが、洗車やオイル交換のときなど、何かのついでのときに点検してみて下さい。


ブリジストン [スタッドレスタイヤの「プラットホーム」って何?]
http://www.bridgestone.co.jp/csr/soc/ts_project/pdf/tire_safety_report_20120106.pdf

Wikipedia [スタッドレスタイヤ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4

Wikipedia [スパイクタイヤ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4
Posted at 2012/10/29 01:01:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2012年10月28日
KURE 5-56は、地域によって呼び方が違う?

自動車のメンテナンスなどで、大活躍しているスプレーといえば、「KURE 5-56」ではないでしょうか?

呉興業のホームページによると、この商品が日本で販売されたのは、1962年のことになるそうです。

「KURE 5-56」は潤滑効果だけでなく、防錆効果洗浄効果などもあり、自動車のメンテナンス以外にも、自転車やバイク・厚手の布を縫うときの裁縫などにも使用されているそうです。



ところで、この「KURE 5-56」は、地域によって「クレ556」と呼んでいる地域と「シーアールシー」と呼んでいる地域がありそうですが、皆さんはどのように呼んでいますか?

私の知人の間では、関東などでは「クレ556」・西の方に行くにつれて「シーアールシー」と呼んでいる方が多いように感じます。


ちなみに、CRCとあるのは、呉興業と業務提携しているアメリカのCRCインダストリー社のことで、自動車関連用品や生活関連用品の製造を手掛けている企業になるそうです。

また、「KURE 5-56」の名前の由来も、CRC社の住所の番地が1-16であったことで、最初に開発した製品に「1-16」、2番目に「2-26」・・・5番目に「5-56」と順番に命名していったそうです。

名前の由来や呼び方なども興味深いものがありますが、自動車のメンテナンスや日常生活でも欠かすことのできない商品だと思います。

また、「KURE 5-56」を使用した裏ワザなども多くあると思いますので、「こんな使い方があるよ!」というのがあれば、コメントで教えて下さい♪


呉工業株式会社
http://www.kure.com/index.html

Wikipedia [KURE 5-56]
http://ja.wikipedia.org/wiki/KURE_5-56
Posted at 2012/10/28 01:01:56 | コメント(11) | トラックバック(0) | ブログDIY | イベント・キャンペーン
2012年10月27日
動体視力の鍛え方


運転をしていて疲れやすいところといえば「」をあげる方が多いと思います。

とくに、高速道路などを長時間運転しているときは、座ってハンドルを握っているだけにもかかわらず、眼の疲れを感じると思います。



人間は、外部からの情報の約80%は眼から入ってくると言われていますが、運転中に目から入ってくる情報を的確にとらえるためには「動体視力」が重要になります。


交通量の多い道路を走行するときや、対向車の動きなどを眼で的確にとらえるためには、動体視力が衰えていてはいけません。

年齢とともに動体視力が低下してくると言われていますので、"動体視力の鍛え方"について、調べたものをまとめてみたいと思います。




動体視力は、スポーツをすることによって鍛えることができるそうです。

とくに、野球やサッカー・テニス・バトミントンなどのように、ボールなどを眼で追うスポーツは動体視力を鍛えるのに役立つそうです。

お子様がいる方でしたら、キャッチボールやバトミントンなどをして遊ぶのも効果的かもしれませんね。




ゲームやパソコンソフトでも動体視力が鍛えられるそうです。

比較的人気のある商品では、任天堂DS用の「DS眼力トレーニング」という商品に人気があるようです。

また、パソコン用のフリーソフト、「動体視力」や「動体視力UP」というのもありますので、仕事や勉強の休憩中などに使ってみるのも良いですね。

さらに、動体視力の中でも、瞬間的に数字などを読み取る力を測定する「動体視力測定テスト」というサイトもあるので試してみて下さい。


年齢とともに視機能が衰えてくるのは仕方のない事ですが、日常生活の少しの工夫で動体視力を鍛えられるようにして、安全にドライブが続けられるようにすると良いと思います。



東京海上日動 [視機能の特徴を知ろう]
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/guide/drive/201011.html

DS眼力トレーニング
http://www.nintendo.co.jp/ds/ag3j/

動体視力 [Vector:パソコン用フリーソフトです]
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se282943.html

動体視力UP [Greva:パソコン用フリーソフトです]
http://www.greva.jp/special/061228.html

写真素材 足成
http://www.ashinari.com/2008/05/15-004423.php?category=33
Posted at 2012/10/27 01:01:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン