自動車のブレーキは、重大な事故に直結する部品になりますので、摩耗が進んだブレーキパッドは交換が必要になります。
しかし、頻繁に自動車の整備をしていない人にとっては、
「いったい、どのタイミングでブレーキパッドを交換したらいいの?」
と感じてしまうこともあります。
本日は、「ブレーキパッドをいつ交換するか?」について簡単にご紹介します。
まず、新品のブレーキパッドの「厚み」がどのくらいあるのかが分からないと、交換するタイミングも理解しにくいと思います。
ブレーキパッドの種類にもよりますが、標準のブレーキパッドの
摩擦材の厚みは10mm~12mm程度
になっています。
ブレーキを使用するごとに、摩擦材が少しずつ減っていきますが、整備マニュアルやメーカーの情報では、
2mm
になったら、即交換しなければならない(危険なレベル)としています。
通常は、車検などで4mm~5mm程度の厚さになっていることが分かると、
「交換したほうが良いですよ!」
と言われますので、このタイミングで交換してしまったほうが安心ですね。
人によっては、
「まだ摩擦材が少し残っているから、ぎりぎりまで・・・」
と考えるかもしれませんが、ブレーキパッドに限っては、早めの交換がおすすめです。
早めに交換するべき理由は、
ブレーキパッドが高温になるから
です。
ブレーキパッドが高温になると、その分だけ摩耗が促進されますので、2mm以下の厚みになると
摩擦材の減るスピードが早まります。
まだ大丈夫だろう…と使い続けるうちに、ブレーキローターを痛めてしまったり、重大な事故を起こすことにもなりかねません。
同様に、ブレーキパッドが高温になると、その熱がブレーキフルードに伝わり、
ブレーキフルードの沸騰 → ベーパーロック現象
ということにもなりかねません。
ベーパーロック現象は、ブレーキがまったく効かない状態ですので、どれほど危険かが予想できると思います。
このようにブレーキパッドは、摩擦材が摩耗するほどリスクが高くなる部品です。
メーカーなどが推奨している交換のタイミング(4mm~5mm)の厚みになったら、推奨どおりに交換してしまったほうが安心です。
ブレーキペダルに足を乗せて運転する癖がある場合、山間部での走行が多い場合に摩耗が進みやすい傾向にあります。
タイヤ交換やローテーションのときにブレーキパッドを確認してもらい、必要に応じて交換するようにしてください。
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日清紡ブレーキ株式会社 [ブレーキパッドの交換のタイミング]
http://www.nisshinbo-brake.co.jp/technical/index6.html
Wikipedia [ブレーキパッド]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89
Wikipedia [ヴェイパーロック現象]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E7%8F%BE%E8%B1%A1
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Posted at 2014/10/26 20:20:38 | |
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