自動車のメンテナンスにおいて、頻繁に点検しておいた方がよいとされる個所はいくつかあります。
その代表的なものに「
エンジンオイル」と「
クーラント液」があります。
エンジンオイルが少なくなっていたり劣化しているとエンジンの焼き付きなどが生じて高額な工賃が発生してしまいますし、クーラント液にいたっては防さび効果がなくなるとクーラント液を循環させるためのウォーターポンプなどがさびてしまい、整備のしようがない状態になることもあります。
もう一つ簡単に確認できて頻繁に点検しておいた方がよい個所に「
ドライブシャフトブーツ」というものがあります。
ご存知の方もいると思いますが、エンジンの駆動をタイヤに伝えるためのドライブシャフトに付いているゴム製の部品になります。
タイヤの裏側を覗きこむとすぐに見つけることができると思いますが、このゴム製の部品が破れて中のグリスがなくなってしまったり、砂や小石などを内部に巻きこんでしまうと
コーナーを曲がるときなどに「
カッカッカッカッ・・・」という音が発生してしまいます(ドライブシャフトの損傷)。
YouTube「ドラシャの異音.MOV」
コーナーや右左折の時に「カッカッカッカッ・・・」という音がしてしまうのは、あまりカッコいいものではありませんし、そのまま乗り続けると最終的には走行不能になってしまいます。
そのため、
「カッカッカッカッ・・・」という音がしたときにはドライブシャフトの交換が必要になってしまいます。
通常の交換修理では、リビルト品(リンク品)といって中古のパーツを再生させたものと交換することが一般的になります。
ここで、「自分で交換できるものは自分で交換しよう!」という方が多く読まれていると思いますが、DIYで交換するときに大きな障害になってしまう「
ハブナット」というものがあります。
車種によって異なりますが、32mmとか36mmの大きさのナットで、非常に固く締めつけられていますので、一般的なインパクトレンチなどでは外すことができず、大型のインパクトレンチを用意しないといけません。
インパクトレンチなどがない環境で「どうしても自分で交換したい!」というケースもあると思いますが、あくまでも「
自己責任で!」ということで、その方法をご紹介します!(期待するほどの内容ではありませんが・・・)
用意するものは、
ハブナットのサイズに合う頑丈なレンチ(ホームセンターで3000円位だと思います)
と
「鉄パイプ(単管パイプ)」
オールサポートさんより画像をお借りしています。
http://www.sou-den.jp/product5
が必要になります。
鉄パイプの使い方は、ラチェットレンチなどの「エクステンションバー」と同じようにして使用しますが、3mの規格のものでないとナットを緩めることはできないかもしれません。
もちろん、元に戻す時に既定のトルクで締めないといけませんので、ナットを緩める前にマーキングをして何回転させて外したのかのメモも必要になると思います。
NEXT榎木町店「ホンダ インテグラ TYPE-R (DC2型)のドライブシャフトの交換の仕方「外し編」」
http://www.cta-next.com/showcase/competition/32981
にもあるように注意することの多い作業になってしまいますが、自信のある方は自己責任でチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
このように、自分で交換作業をするにも大変な作業になってしまいますし、交換整備を依頼しても高い工賃が発生してしまいます。
ドライブシャフトブーツの割れやヒビなどは、小まめなチェックをしておいて下さい!
Posted at 2012/07/23 01:01:21 | |
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