2012年10月10日
超小型モビリティが軌道に乗るためには?



神奈川県横浜市に本社を置く日産自動車と横浜市の共同プロジェクトに、「ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”」というものがあります。

このプロジェクトの目的は、横浜市内で排出される「温室効果ガスの大幅な削減」にありますが、エコ運転の普及や電気自動車の普及のために活動しているプロジェクトになります。

横浜市は、環境問題への取り組みから「横浜みどり税」という個人市民税・法人市民税の上乗せという形で、市街地の緑化を進めていることでも知られています。


その横浜市の医療機関で、超小型モビリティを使用した訪問診療が開始すると発表がありました。





このモビリティを使った訪問診療を実施する地域が"横浜市金沢区"で、"実施期間は10/15~11/30日"までとなっていることから、試験的な要素が大きいものと思われます。


もっとも、このような超小型モビリティは、環境への負荷も小さく、さらに狭い路地などにも入りやすいというメリットがありますが、その一方で、交通事故が発生したときのダメージも大きくなってしまうことが危惧されます。

しかし、環境に配慮した超小型モビリティなどの普及は、地球温暖化の防止の意味では、必ず必要となってくるものだと思います。

その中で、万が一、超小型モビリティの使用の実験中に死亡事故などが発生したときに、「危険だから中止せよ!」となってしまうことが心配になります。

例えば、普通乗用車とバイク・スクーターなどと比較したときに、負傷してしまう可能性が大きいのは、バイクやスクーターであることは容易に想像できます。

同じように、超小型モビリティは「乗用車よりは、事故のときにダメージを受けやすい」ということを冷静に捉えた上で、新しい乗り物としての地位を築いてほしいものです。


Response [横浜市、超小型モビリティを使った訪問診療を開始]
http://response.jp/article/2012/10/09/182784.html

日産自動車 [ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”]
http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/ympz.html
Posted at 2012/10/10 01:01:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン