あまり耳にしたことがないかもしれませんが、自動車に関係ある用語に
サブマリン現象
というものがあります。
サブマリン現象は、シートベルトの腰を支える部分が機能せず、
乗員がシートの座面から滑り落ちてしまうようになる現象のことをいいます。
サブマリン(Submarine)は、潜水艦や潜水艇という意味ですが、潜水艦のようにダッシュボード下に潜り込んでしまうのが名前の由来となります。
本日は、サブマリン現象の危険性について考えてみたいと思います。
自動車のシート座面に緩やかな角度が付いていることがありますが、シートに体を密着させる目的の他、サブマリン現象の予防にも役立っています。
しかし、シートの背もたれを倒しすぎてしまった状態にしていると、万一の衝突の際にサブマリン現象が発生する可能性があります。
シートの座面から滑り落ちてしまうだけならいいですが、腹部や首を強く圧迫することで重症になるケースもあります。
むちうちを予防するのにヘッドレストの調整が役立つように、シート全体を確認してサブマリン現象を予防することも大切です。
サブマリン現象が発生しやすいのは、身長の低いお子さまが乗員となるときです。
6歳未満の幼児の場合は、平成12年からチャイルドシートが義務付けられていますので心配は少ないと思います。
しかし、6歳以上12歳以下くらいの小学生のお子様の場合、ジュニアシートを使用していないと、サブマリン現象が生じやすいことが分かっているそうです。
自動車に使用されているシートベルトは、140cm以上が適合身長とされていますので、140cm以下のお子さまが通常のシートベルトを使用すると、
体格に合っていない状態
となります。
ジュニアシートなどを活用して、サブマリン現象を予防するのも効果的です。
サブマリン現象を未然に防ぐためのエアバッグも開発されています。
東プレ株式会社の「メタルエアバッグ」という商品は、衝撃を感知したときにエアバッグが作動し、シートを上方に押し上げることで乗員をシートに固定する、というものです。
シートクッションエアバッグなどと言われることもあるものですが、万一のときにも安心できる装備です。
すべての車両にこのような装備があるわけではありませんので、できる範囲でサブマリン現象の対策をしてみるのが良いのではないでしょうか。
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TOYOTA 安全技術|SRSエアバッグ
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/safety/technology/technology_file/passive/airbag.html
東プレ株式会社 自動車関連機器製品
http://mail.fs.topre.co.jp/tech/car.html
Wikipedia [潜水艦]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6
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Posted at 2014/06/14 13:19:40 | |
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