2012年10月30日
ブースターケーブルもそろそろ準備!


何年間も愛車の整備を自分でしてきた方にとっては、「何をいまさら・・・」と思われるかもしれませんが、これからの季節に必要になることの多い、ブースターケーブルの使い方についておさらいしておきたいと思います。



ブースターケーブルは、バッテリートラブルでエンジン始動が出来ない車両を救援するためのケーブルですが、

・ブースターケーブルの容量があっていること
・接続する順番


などが重要になり、とくに接続する順番を誤ってしまうと、思わぬトラブルに発展してしまいますので注意しないといけません。


ブースターケーブルは、カー用品店・ホームセンターなどでも取り扱いがあると思いますが、予算の許す限り容量の大きいタイプを選択しておくと安心です。


軽自動車用の容量の小さなもので、普通車や大型車などと接続してしまうと、ケーブルを触れないくらい熱くなってしまいますし、場合によっては被膜が溶けてしまう恐れもあります。

容量が不足していないこと・出来れば容量に余裕のあるもの、というのが一つ目のポイントになります。


そして、ブースターケーブルを接続する順番は、絶対に間違えてはいけませんので、十分に注意して下さい。





購入したブースターケーブルの説明書にも記載されていると思いますが、

1)故障車のプラス端子に接続(赤)
2)救援車のプラス端子に接続(赤)
3)救援車のマイナス端子に接続(黒)
4)故障車のエンジン本体に接続(黒)


という順番になります。

この接続する順番は、無理に覚えるよりも、接続する必要があるときに、一つずつ確認しながら接続する方が安心だと思います。

最後の4)のときに、故障車のプラス端子に接続しないで、エンジン本体に接続する理由は、最後の4)のときに、火花が飛ぶから

ということになります。これは、

バッテリーから発生している微量の水素に引火して爆発するのを予防するため

ですので、できるだけバッテリーから離れた位置に接続するのが望ましいとされています。


自分の愛車がMT車である場合は、ブースターケーブルがなくても押しがけでエンジン始動に成功することもありますが、AT車の場合はブースターケーブルが必要になりますので、寒い地域に住んでいる方・スキーなどが大好きだという方は、必需品だと思って用意した方がいいと思います。


また、ジャッキアップなどと同じように、一見、単純そうな作業ほど慎重さが求められる点があるのも、DIYでするときに注意しなければならないポイントだと思います。


Wikipedia [ブースターケーブル]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB

SUZUKI [FAQ]
http://www.suzuki.co.jp/about/faq/dom4.html
Posted at 2012/10/30 01:01:54 | コメント(4) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン