10月も残りわずかとなり、いよいよ本格的な冬を迎えることになりますが、今のうちから冬に備えて点検しておいた方が良いこともあります。
冬になると雪の降る地域に住んでいる方の中には、タイヤチェーンではなく
スタッドレスタイヤを装着するケースがあると思います。
スタッドレスタイヤが登場する以前は、「
スパイクタイヤ」というものがありましたが、路面を痛めてしまったり、削られた路面が粉塵となって舞ってしまうことから販売は中止されました。
そして、スパイクタイヤに代わるものとして「スタッドレスタイヤ」が登場することになりますが、名前の由来は
スタッド(鋲)レス(がない)
ということで、スパイクタイヤと異なり、鋲のない冬用タイヤという意味になります。
夏用タイヤの摩耗具合を点検するための「スリップサイン」については、比較的多くの人が点検を行っていますが、スタッドレスタイヤの点検方法については、あまり知られていないようです。
スタッドレスタイヤの点検は、「
プラットホーム」が露出しているかどうか?によってタイヤの使用限界を知ることができます。
基本的には、夏用のスリップサインと点検方法は同じになりますが、プラットホームは夏用タイヤと異なり、4mm程度の溝を残したところで、冬用タイヤとして使用することができなくなってしまいます。
他にも、夏用タイヤと同じように、サイドウォールなどにヒビが入っていないか?なども確認しておくと安心です。
スタッドレスタイヤでもタイヤチェーンでもそうですが、冬になってから「突然の雪のときにカー用品店などに駆け込む!」といったことが、毎年のように見られますので、余裕を持った冬の準備をしておくようにしたいものです。
また、スタッドレスタイヤ以外で気を付けるポイントとしては、
ラジエター冷却水の濃度が薄くなっていないか注意するようにして下さい。
冷却水が漏れている車両で、水を継ぎ足しているケースでは、冬になって冷却水の凍結によるオーバーヒートなども多く発生しています。
まだまだ、本格的な冬の到来には早いですが、洗車やオイル交換のときなど、何かのついでのときに点検してみて下さい。
ブリジストン [スタッドレスタイヤの「プラットホーム」って何?]
http://www.bridgestone.co.jp/csr/soc/ts_project/pdf/tire_safety_report_20120106.pdf
Wikipedia [スタッドレスタイヤ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4
Wikipedia [スパイクタイヤ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4
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Posted at 2012/10/29 01:01:44