2013年04月11日
本当に必要?ラジエーターキャップの交換について


自動車のメンテナンスをDIYでされている方はすぐに分かると思いますが、メンテナンスですることの中心は、

・消耗した部品の交換
・劣化した油脂類の交換


などになります。


たとえば、タイヤの溝が少なくなってきたら新しいタイヤと交換し、エンジンオイルなども定期的に交換が必要になります。



同様に、ラジエーターのキャップについても「交換が必要なパーツ」とされていますが、その理由について良く分からない場合があります。

一度も交換したことがないという方もいると思いますので、本日は、

ラジエーターキャップの交換が必要な理由

についてご紹介します。



■冷却水(LLC)は沸騰してはいけない?



冷却水の循環は、基本的には上の図のようになります。

ここで重要なのは、冷却水が流れる経路は、リザーバータンクを除き、「密閉」された状態になっています(圧力なべのイメージです)。


そして、冷却水の経路が密閉されていることによるメリットは、

内部の圧力が高まり、冷却水の沸点が上がる

ことにあります。


冷却水が沸騰すると、液体内部の気泡の発生などにより、十分な冷却効果が得られなくなります。

したがって、冷却水を沸騰させないということは、エンジンを守るために大変重要な意味を持つことになります。


しかし、走行条件によっては冷却水の温度が上昇しすぎてしまい、内部の圧力が非常に高くなりすぎてしまう場合があります。


冷却経路内の圧力が高くなりすぎると、ホースなどに負荷がかかり過ぎてしまい、

ホース破損
  ↓
冷却水漏れ
  ↓
エンジン破損


というリスクがあることになります。


この冷却経路の圧力が高くなりすぎないように調整しているのが、





ラジエーターのふた、つまり、ラジエーターキャップということになります。



■ラジエーターキャップの働き

ラジエーターキャップは、よく見ると

・スプリング
・ラバー(ゴム)


が内蔵されていることが分かります。


※ライセンスフリーの画像がなかったので、構造については、グーグルの画像検索をご覧ください。



ラジエーターキャップのスプリングは、冷却経路内の圧力が一定以上に上昇すると、

上に押し上げられ、リザーバータンクとつながります

そして、一定以下の圧力のときは、

キャップに付属しているゴムがあることで、しっかりと内部の圧力を逃がさないような働きをしています。


少し分かりにくいですが、

圧力なべの内部の圧力を逃がしたり、閉じたりする

のと同じような役割りをラジエーターキャップが果たしています。


このように、愛車のエンジンを守るために、ラジエーターキャップがとても重要な部品であることが分かります。

そして、リザーバータンクとの経路を開いたり閉じたりすることで、「動作」している部品であることも分かります。


ラジエーターキャップのスプリングやゴムが劣化してしまうと、その機能が十分に果たすことができなくなり、その結果としてエンジンにダメージを与えることも心配されます。


そのような理由で、

ラジエーターキャップも要交換のパーツ

ということになります。





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【参考リンク】

オートバックス [ラジエターキャップはタダのフタではない。重要な役割を果たしている機能パーツだ]
http://www.autobacs.com/static_html/techinfo_01/4_74.html

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Posted at 2013/04/11 01:01:40 | コメント(10) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン