2013年04月07日
ここに来たことがあるような・・・「デジャビュ現象について」

少しずつ暖かくなり、愛車でお出かけをするのが楽しみになってきました。



出かける場所については、それぞれ好みがあると思いますが、公園や古い並木道・神社仏閣などでは、

「あれ?ここに来たことがあるような???」

という気がすることがあります。


このような気がすることを

デジャビュ現象

と言います。


本日は、「デジャビュ現象は、どのようなものか?」「なぜ、このような現象が起こるのか?」についてご紹介します。


■デジャビュ現象とは?

デジャビュ現象は、心理学・脳神経学上の用語になります。

これまでは、精神的な疾患や記憶障害の問題であるとされていましたが、健常者でもデジャビュ現象が起こることが分かっています。


デジャビュ現象は、過去に未経験の体験について

・訪問したことがある!
・(人などに)会ったことがある!


などのように、視覚・聴覚などの「既視感」のことを言います。


デジャビュ現象は、脳機能に障害がある場合にも起こりうる現象ですが、健常者の方が体験したからといって、必ずしも脳機能に問題があるわけではありません。



■一般的なデジャビュ現象の原因

デジャビュ現象が起こる原因は、主に脳の類似性に関する「認知メカニズム」の働きが理由となります。



少し分かりにくいですが、公園や寺社などには共通した特徴がありますよね?

そのような公園や寺社などを「記憶」するときに、細かい部分を省いた状態で脳にインプットされます。


したがって、脳に記憶としてインプットされた状態と共通する部分が多くある場所などの場合、

既に知っているという感覚

が発生します。


つまり、過去の記憶の景色などの「細部を省いた状態」と似た景色などを見たときにデジャビュ現象が起こることになります。


したがって、デジャビュ現象は、どのような景色でも同じ確率で起こるのではなく、

公園・神社・古い町並みの風景

など、共通点が多い景観について起こりやすくなっています。


■デジャビュ現象の特徴

デジャビュ現象の大きな特徴は、「過去に見たことがある!」という感覚ではなく、そのような状態のときに

「でも、初めてのはずだ!」

と、初めての体験であることを認識している点にあります。


デジャビュ現象自体は古くから認知されてきましたが、研究の対象とはなっていませんでした。

しかし、最近になって認知心理学や精神医学などでも研究の対象となることが多くなっているようです。


4月になり暖かさも増してきましたので、訪れたことのない公園・神社などに行き、デジャビュ現象を体験できるか試してみるのも良いですね。


※ちなみに、既に知っているはずの景色などに対して「初めての感覚」が起こることを、「ジャメブ」と言うそうです♪



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【参考リンク】

Wikipedia [既視感]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A2%E8%A6%96%E6%84%9F

Weblio [ジャメブ]
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A1%E3%83%B4

写真素材 足成
http://www.ashinari.com/

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Posted at 2013/04/07 01:01:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン