中古車を購入するときなど、車両価格の一部を先に支払うことがあります。
たとえば、100万円の中古車を購入する場合に、
・申込時に 5万円
・車両引渡時に 95万円
と分けて支払うことがあります。
このときに、中古車販売店のスタッフの方に、
「それでは、
"手付金"として、・・・」
「それでは、
"内金"として、・・・」
「それでは、
"申込証拠金"として、・・・」
と言われることがあり、
手付金 = 内金 = 申込証拠金
と思っている方が多いと思います。
本日は、これらの呼び方による、微妙な意味合いの違いについてご紹介します。
■「内金」 = 「申込証拠金」 =「頭金」?
一般的には、
『頭金』という表現を多く使用すると思いますが、「頭金」という言葉は、法律的な意味合いや明確な定義はありません。
頭金 = 内金
として使用している場合が多いと思います。
「内金」の大きなポイントは、
・売買代金の一部として支払われるお金
・よって、売買契約は成立している
・簡単には、契約解除ができない
となります。
そして、中古車を購入するときに、事前に
「内金」として支払った場合、
・内金を放棄して契約解除ができない
・契約が成立しない場合でも"返金されない"
ことに注意する必要があります。
※内金については、法律家の間でも見解が分かれているようです。
では、
「申込証拠金」は何なのでしょう?
これは、「申込金」と言われることもありますが、
契約の予約
という意味合いになる言葉です。
そのため、
「申込金」「申込証拠金」として最初に支払い、契約が成立しない場合は、
・購入をやめたときは、返金される
点に特徴があります。
旅行会社の場合は、「申込金は、返金されない」という習慣があるようですが、通常は、返金されるものとして扱われます。
そのため、「申込金」を支払った場合は、
「領収書」ではなく「預かり証」
を発行してもらうのが基本となります。
■「手付金」は、何が違う?
最後は、「手付金」になります。
通常、中古車の売買では「手付金」として金銭の授受が行われることは少ないと思います。
手付金には、
・契約の成立を証拠としての
「証約手付」
・契約の解除権の留保を目的とする
「解約手付」
・債務不履行があった場合の違約金の性質をもつ
「違約手付」
の3つの意味がありますが、通常は、
「解約手付」を意味していることが多くなると思います。
住宅を購入するときなど、
「手付金(解約手付)」を支払った場合、購入する側の人は、
・手付金を放棄することで契約解除ができる
また、売り主側も
・手付金の2倍のお金を支払うことで契約解除ができる(契約履行前)
という点に特徴があります。
■ポイント
使われている言葉も多くありますし、その意味も曖昧に使用されています。
中古車を購入するときに「事前に支払うお金」が必要になった場合、
「契約解除はできるのか?」
「その場合、返金されるか?」
を確認することが重要です。
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【参考リンク】
民法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M29/M29HO089.html
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Posted at 2013/04/19 01:01:39 | |
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