一般的なガソリン車の話しになりますが、自動車のエンジンが始動しているときには、アイドリング中であってもエンジンの回転を利用して、エアコンのコンプレッサーを回転させたり、パワーステアリングのポンプを回転させていたりします。
このときに使用されるベルトに
Vベルトと呼ばれるものがありますが、
ファンベルト・パワステベルト・エアコンベルトなどは、劣化してきたときに交換する必要のあるベルトになります。
「なぜVベルトと呼ばれるのか?」については、ベルトの内側の幅が外側よりも狭くなっていることで「V」の字のようになっていることが理由と思われます。
車種によっては、Vの字ではなく、内側がギザギザになっているタイプもあると思います。
これらのベルトの中でも
ファンベルトは、オルタネーター(発電機)やウォーターポンプ(ラジエター内の水を循環させるポンプ)を回転させる役割を持っているので、他のベルトと比較して重要なベルトになります。
どのように重要なのかは、劣化で切れてしまったときの事を想像して頂けると分かると思いますが、
・発電しない => エンジン停止
・水が循環しない => 最悪の場合オーバーヒート
という事態になってしまう可能性があります。
頻繁に切れてしまうベルトではありませんが、エンジンルームから
「キュルキュル」という音がしたときには、劣化を疑った方が良いと思います。
この「キュルキュル」という音は、雨が降っている日などに鳴っているのを聞きますが、運転しているときにも聞こえますし、不快な音ですので聞き逃すこともないでしょう。
ベルトの点検方法は、
"エンジン停止中"にベルトの内側を指で触ってみて、亀裂が入っていないかを指の感覚で確認します。
このときに、劣化が酷いと亀裂を目視で確認できることもあります。
ファンベルトの交換は、DIYで作業するには少し難しいかもしれませんが、交換時のベルトの張り具合が、
「指で10kgの力で押したときに1cm沈む程度の張り具合」
とマニュアルなどに記載されています。
この10㎏の力というのが分かりにくいと思いますが、男性の力なら
人差指で思い切り押したときが10㎏位になると思います。
親指で思い切り押すと10kgは超えてしまうかも知れません。
交換前に、自宅の体重計などで感覚をつかんでから作業にかかると良いかも知れませんね!
Yahoo!知恵袋 [ファンベルトの針の点検ですが・・・]
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1267356232
ファンベルト
http://www.japada.org/user/fan.htm
MonotaRo
http://www.monotaro.com/g/00138381/
Posted at 2012/11/01 00:51:31 | |
トラックバック(0) |
コラム | 日記