2012年11月09日
運転免許取得のための費用について

自動車を公道で運転するためには、運転免許証が必要になります。そして、運転免許証の交付を受けるために、ほとんどの人は自動車学校に通ったと思います。





自動車学校では、学科を学んだり、実技の教習を受けたりして、運転に必要な技能や知識を身に付けることができます。

このときに、担当の教官との思い出や、仮免許や試験本番のときの思い出なども残っていると思います。





また、自動車学校に通うための費用をアルバイトなどで貯めた場合は、そのこともまた良い思い出となって残るような気がしますし、初めて大金を使ったのが自動車学校だった!という人もいるのではないでしょうか。


しかし、最近では、大手のコンビニエンスストアなどに「運転免許ローン」のパンフレットが並んでいるようです。

少し調べてみたのですが、

・高校3年生でもOK!
・保護者の同意で、本人名義で申込みができる
・保証人や担保は不要
・審査に通らなくてもキャンセル料は不要


といった特徴を前面に出しているようです。


また、実際にお金を貸しているのは、コンビニエンスストアではなく"信販会社"である点にも注意してほしいと思います。


信販会社や銀行などからお金を借りるということは、個人の信用に大きく影響するかもしれない行為となります。

例えば、運転免許ローンの申込みをしたら、"申込みをした事実"が信用情報機関に登録されることになります。

同様に、返済が滞ってしまったときにも、"事故情報"として記録されることがあります。

また、ローンの完済後も5年間を超えない範囲で、契約した事実を確認することができますので、長期間にわたって高校生の信用情報に影響を与えかねない、という気もします。


ローンを組む高校生が、このようなリスクを十分に理解して申し込むのであれば、何も問題はありませんが、そうでない場合は少し危険なような気もします。

実際、実質年率13%程度の金利は、カードローンで(恐らく)最も低い金利(14.6%)と大きな差はないと思います。

貸金業法が改正されてから、消費者金融などの金利は下がりましたが、それでも、現在の消費者金融などの金利に近い金利で高校生にお金を貸すのは問題が残ると思います。


お金を借りること自体は、決して悪い事ではありませんが、自動車学校に通うことで"苦い思い出"とならないようにしてほしいと思います。



Wikipedia [自動車教習所]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E6%95%99%E7%BF%92%E6%89%80

Wikipedia [教習車]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E7%BF%92%E8%BB%8A
Posted at 2012/11/09 01:01:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン