2012年11月22日
大きなベアリングの点検方法?


自動車のパーツに限らず、電動工具やラジコンカーなどにも使用されているパーツに"ベアリング"というものがあります。



ベアリングの基本的な役割は、駆動する部分の摩擦を減らすことにあり、取り付けてある場所によっては常に回転していることもありますので、消耗や劣化は避けることができないパーツと言えるかもしれません。



私たちが乗っている自動車にも、数多くの回転している部分があり、その中でも「タイヤ」は常に回転していると言って良いくらいだと思います。





実は、このタイヤ・ホイールを回転させている部分にもベアリングが使用されていますが、あまり意識をすることが少ないベアリングだと思います。

正式には「ハブベアリング」と呼ばれるものですが、もし、このベアリングにガタつきや劣化が生じていたとしたら、

・燃費の悪化

につながってしまうことになるのは、簡単に想像できると思います。


いくら、アイドリングストップを心掛けても、ガソリンに添加材を加えていたとしても、タイヤが回転するときに"大きな抵抗"が生じていたとしたら、エコではないですよね?


ここのベアリングの交換は、DIYでも出来なくはないのですが、大型のインパクトレンチがないと難しいかも知れません。

ベアリング代・工賃なども高額にはならないと思いますので、いざというときはディーラーなどに任せてしまっても良いと思います。しかし、それでも「ベアリングの不具合の確認」は簡単にできますので、その確認方法の紹介をしたいと思います。





一般的には、ジャッキアップをして

・タイヤをゆすってみたり
・回転させたときに異音がないか?


を確認するという解説が多いと思います。


しかし、この方法の確認では、「これは異音なのか?」「ガタつきと言えるか?」という、ある程度の経験が必要になる作業になると思います。

詳しい理由は分かりませんが、実は、走行中に耳を澄まして確認した方が、慣れていない方でも発見しやすいように感じます。





どのような音がするかというと、走行中に

「ゴーー」あるいは「シャーー」

といったロードノイズのような異音が聞こえる場合があり、その時は、ハブベアリングの劣化を疑った方が良いかもしれません(めったに異音が聞こえる部品ではありませんが)。



ただし、このときのポイントとしては、

ニュートラルにした状態で確認

という点が重要になります。


走行中にギアをニュートラルにしますので、十分に安全確認をする必要がありますが、ニュートラルにすることでエンジン音などの余計な音が小さくなり、ベアリングの異音を発見しやすくなります

そして、「あれっ?もしかして、これが異音かな?」となったときには、ディーラーなどで点検してもらうようにすると良いと思います。

繰り返しますが、くれぐれも異音の確認時は、安全に配慮して行うようにして下さい。



NSK [ベアリング入門]
http://www.jp.nsk.com/services/basicknowledge/introduction.html

Wikipedia [タイヤ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4

デミオDIY
http://demio-de5.net/jack.html

うさぎの無料イラスト集
http://azukichi.net/usagi/027.html
Posted at 2012/11/22 01:01:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン