2012年11月08日
ブレーキフルードとエンジンオイルの違いは?


1カ月ほど前の記事でも、ブレーキフルードに関して取り上げたことがありましたが、内容がかぶらない範囲で、もう一度ブレーキフルードについて紹介したいと思います。





私たちが普段乗っている自動車には、エンジンオイルブレーキフルードなどのオイルが使用されています。

そして、定期的にオイルの残量や劣化具合などを確認して、交換するものとなっています。





ここで、エンジンオイルとブレーキフルードを比較してみると、いくつかの点で異なっていることがあります。

その相違点で良く聞くものとしては、

・エンジンオイルは良く燃えるけど、ブレーキフルードは燃えない
・ブレーキフルードがボディに付着したら、急いで水洗いをする必要がある!


があります。


6日の記事でも紹介したように、エンジンオイルは廃油ストーブの燃料となるほど可燃性の高いものですが、水分を吸収しやすいブレーキフルードは、ほとんど燃えないものとなります。

また、ブレーキフルードがボディなどの塗装面についてしまうと、塗装を傷めてしまいますので、"大量の水"できれいに洗い流す必要があります。





そして、最後の違いはメンテナンスなどでも重要になってきますが、

「エンジンオイルは、量が減っていたら、とりあえず補充!」
「ブレーキフルードが減っていても、必ずしも補充するべきではない!」


という点が異なります。


エンジンオイルやラジエターのクーラント液などは、残量が少なくなることをプロの整備士に相談したときに「とりあえず、補充しておけば大丈夫!」と言われるケースがあります。

これは、車両の年式などから考えたときに、必ずしも高い整備費用を支払って修理をするほどでもないケースがあるからです。

もちろん、しっかりとオイル漏れなどの修理をするまでの暫定措置として、「とりあえず補充」ということもあると思います。





これに対して、ブレーキフルードが減っている場合に、減る理由を考えると

・ブレーキパッドの摩耗
・その他の異常


があると思います。


走行距離に応じてブレーキパッドは摩耗し、その分だけリザーバータンクの目盛りは下がってきます。

まだ、ブレーキパッドの残量が残っている状態なら問題ないのですが、限界に近い状態のときには、ブレーキパッドの交換をした方が安心です。

さらに、ブレーキホースからの「オイル漏れ」が原因であった場合に、安易に「補充しておけば大丈夫!」と考えてしまうと、重大なトラブルを見落としてしまうかも知れません。



ブレーキパッドの交換をDIYでする自信がない方でも、エンジンルームを開けてみると、ブレーキフルードの残量は簡単に確認できると思います。

MAXとMINとある目盛りで、MINに近付いているようなときは、一度、詳しい人に確認してもらうようにすると安心だと思います。

ブレーキフルードの減少が、「オイル漏れによるものかどうか?」などをはっきりとさせる必要があります。



東京スバル [知っておきたいブレーキフルードの知識]
http://www.tokyo-subaru.co.jp/web/service_onepoint/service0911.html

Wikipedia [エンジンオイル]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB

Wikipedia [洗車]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%97%E8%BB%8A
Posted at 2012/11/08 01:01:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン