1カ月ほど前の記事でも、ブレーキフルードに関して取り上げたことがありましたが、内容がかぶらない範囲で、もう一度ブレーキフルードについて紹介したいと思います。
私たちが普段乗っている自動車には、
エンジンオイルや
ブレーキフルードなどのオイルが使用されています。
そして、定期的にオイルの残量や劣化具合などを確認して、交換するものとなっています。
ここで、エンジンオイルとブレーキフルードを比較してみると、いくつかの点で異なっていることがあります。
その相違点で良く聞くものとしては、
・エンジンオイルは良く燃えるけど、ブレーキフルードは燃えない
・ブレーキフルードがボディに付着したら、急いで水洗いをする必要がある!
があります。
6日の記事でも紹介したように、エンジンオイルは廃油ストーブの燃料となるほど可燃性の高いものですが、
水分を吸収しやすいブレーキフルードは、ほとんど燃えないものとなります。
また、ブレーキフルードがボディなどの塗装面についてしまうと、塗装を傷めてしまいますので、
"大量の水"できれいに洗い流す必要があります。
そして、最後の違いはメンテナンスなどでも重要になってきますが、
「エンジンオイルは、量が減っていたら、とりあえず補充!」
「ブレーキフルードが減っていても、必ずしも補充するべきではない!」
という点が異なります。
エンジンオイルやラジエターのクーラント液などは、残量が少なくなることをプロの整備士に相談したときに
「とりあえず、補充しておけば大丈夫!」と言われるケースがあります。
これは、車両の年式などから考えたときに、必ずしも高い整備費用を支払って修理をするほどでもないケースがあるからです。
もちろん、しっかりとオイル漏れなどの修理をするまでの暫定措置として、「
とりあえず補充」ということもあると思います。
これに対して、ブレーキフルードが減っている場合に、減る理由を考えると
・ブレーキパッドの摩耗
・その他の異常
があると思います。
走行距離に応じてブレーキパッドは摩耗し、その分だけリザーバータンクの目盛りは下がってきます。
まだ、ブレーキパッドの残量が残っている状態なら問題ないのですが、
限界に近い状態のときには、ブレーキパッドの交換をした方が安心です。
さらに、ブレーキホースからの「オイル漏れ」が原因であった場合に、安易に「補充しておけば大丈夫!」と考えてしまうと、
重大なトラブルを見落としてしまうかも知れません。
ブレーキパッドの交換をDIYでする自信がない方でも、エンジンルームを開けてみると、ブレーキフルードの残量は簡単に確認できると思います。
MAXとMINとある目盛りで、MINに近付いているようなときは、一度、詳しい人に確認してもらうようにすると安心だと思います。
ブレーキフルードの減少が、
「オイル漏れによるものかどうか?」などをはっきりとさせる必要があります。
東京スバル [知っておきたいブレーキフルードの知識]
http://www.tokyo-subaru.co.jp/web/service_onepoint/service0911.html
Wikipedia [エンジンオイル]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB
Wikipedia [洗車]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%97%E8%BB%8A
Posted at 2012/11/08 01:01:15 | |
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