2012年11月07日
立体駐車場は危険がいっぱい!

駐車場というと、スーパーなどの駐車場や自宅の駐車場を思い浮かべると思いますが、"立体駐車場"というものがあります。





日本は国土の狭い国となっていますので、都心部などでは土地の有効活用の一つとして立体駐車場が積極的に設置されているようです。

また、同じ立体駐車場でも、マンションやビルなどの建物の一部として作られたものや、建物自体が全て駐車スペースとなっているものもあります。





土地の有効活用としては、非常に魅力的なシステムといえるのかもしれませんが、立体駐車場に関連した事故が多く発生している点も注目しなければなりません。

最近では、今年の4月に大阪府で、7月には岩手県で立体駐車場の事故があり、その被害者となってしまうのが子供であったことで、国土交通省・消費者庁などでも注意喚起に力が入れられています。


立体駐車場の多くは、昇降したり稼働したりする部分が目に見え、機械的なものに興味を持つ子供にとっては、非常に関心があるものとなるようです。

今年の4月末までの過去5年間で26件の事故が発生し、4件が死亡事故、さらに亡くなった2人は子供であったそうです。


安全なカーライフを送るためにも、国土交通省などで注意されている点を改めて紹介したいと思います。





機械式の立体駐車場内は、やはり危険な場所となっていますので、ドライバー以外の人は、駐車場の外で降りるようにする必要があるそうです。





機械を操作するときに、車内に子供などが残っていると、操作中に車外に出たりしようとして大変危険になります。

必ず車内に誰もいない状態で機械を操作するようにしましょう。





機械の操作中は、周囲に人がいないことを確認し、子供などが近づかないように注意するようにしましょう。
また、機械を動作させたまま、別の場所に移動してしまうような行為が非常に危険となりますので、十分に注意して下さい。





同じ理由で、機械装置のスイッチなどを何かで固定して、目を離してしまうような行為が大変危険になります。
面倒でも、動作が完了するまでは、駐車場から離れないようにしましょう。



以上の4つが国土交通省・消費者庁が出している注意事項となっています。

意外と当たり前のことが指摘されていることが分かりますが、ほんの少しの気の緩みで、重大な結果となりやすいのが立体駐車場なのだと思います。

当たり前のことかも知れませんが、運転もメンテナンスも立体駐車場の操作も"基本に忠実である"ことが重要なのだと思います。


財団法人 立体駐車場工業会
http://www.mlit.go.jp/common/000221207.pdf

国土交通省・広報 [機械式立体駐車場での事故にご注意ください(再周知)]
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi09_hh_000007.html

Posted at 2012/11/07 01:01:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン