高校時代の物理の授業で
「パスカルの原理」というものをならっていると思います。
日常生活でパスカルの原理を考えることは少ないと思いますが、自動車に関連する原理になりますので、再び復習をしておくのも良いと思います。
■パスカルの原理とは?
パスカルの原理は、
「密閉容器の中の流体の一部に圧力を加えると、その圧力の増加分は流体の全ての方向に同じ強さで伝わる」
と定義されますが、分かりにくいですね…
図で考えてみると、
このように、外部から力が加えられたとしても、流体の内部では均等の力の大きさで伝わる、というのが
パスカルの原理になります。
■パスカルの原理の応用
このパスカルの原理を応用した例では、
図のようなU字型の管があるとします。
そして、大きい断面積と小さい断面積が2:1の場合、
このように、小さいほうの断面積に1kg、大きい方の断面積に2kgの重りをのせたときに、ちょうど力が釣り合うようになります。
同じように
断面積が1:5 → 1㎏と 5㎏の重りが釣り合う
断面積が1:10 → 1㎏と10㎏の重りが釣り合う
という関係になります。
この関係を逆に考えてみると、
大きい方の断面積に10㎏の力をかけたいときに、断面積の比率が10:1なら、1㎏の力をかければ良い!
ということになり、パスカルの原理を利用して、
小さな力を加えて"大きな力"に変化させることができる
ということになります。
■自動車の油圧ブレーキは…
このパスカルの原理が自動車に応用されている代表例としてあげられるものに
「油圧ブレーキ」があります。
同様に、油圧を利用したものには、
・油圧ジャッキ
・自転車の空気入れ(自動車とは関係ありませんが)
・パワーショベル
などなど、数え上げるときりがないほどパスカルの原理が応用されたものがあります。
パスカルの原理を証明したのは、フランスの哲学者・物理学者・数学者の「
ブレーズ・パスカル」になりますが、
人間は考える葦である
といったのも、この人になります。
「人間は考える葦である」とは、
人間は自然界の中で一本の葦のように弱い存在だが、それは、考える能力を持ったものである
という意味になるそうです。
しっかりと考えるということで、大きなことも成し遂げることができる、と自分なりに解釈をして「人間は考える葦である」を座右の銘としていました。
皆さんも、このような座右の銘みたいなものがあれば、コメントでご紹介してください♪
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【参考リンク】
Wikipedia [パスカルの原理]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86
Wikipedia [ブレーズ・パスカル]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB
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Posted at 2013/02/25 01:01:23 | |
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