
テレビのニュース番組などで、
「見通しの良い交差点で、交通事故がありました…」
というニュースが出ることがあります。
通常、このようなニュースを聞いた場合でも、
「居眠り運転か?」
「携帯でも操作していたんじゃない?」
程度にしか思わず、
「自分は大丈夫!」
「自分には無関係の事故」
と考えている方が多数ではないかと思います。
しかし、「一般財団法人日本自動車研究所」のホームページの情報によると、
事故の原因は目の機能
であることが指摘されています。
まず、私たちの眼の視野は
・中心視野
・周辺視野
に分けることができ、中心視野で見ることができる範囲は、左右20度程度の狭い範囲に限定され、それ以外の見える範囲が周辺視野ということになります。
したがって、見通しの良い交差点で、左から衝突する速度で向かってくる車両は「周辺視野」で見ていることになります。
※自分の運転する車両が下から上に向かう車両であることが前提になっています。
画像の場合のように、前方を注視しているドライバーにとっては、左から来るクルマは周辺視野にあるので、
当然、認識しにくい
という"前提"があります。
さらに、もう1つ重要になるのが、
衝突するタイミングで接近してくる車両は、止まって見える!
という特徴があります。
ドライバーからの見え方は、
のようになるそうです。
衝突するタイミングで接近する車両が、止まって見えるのは、
自分の車両から見て同じ角度にいるので、動いているように見えない!
ことが理由になります。
お互い衝突しない速度の場合は、
このように、自分の位置からの角度が変化しているので、
周辺視野で動いていることを認識できる
ことになります。
人間の眼の機能には、
周辺視野で動くものを異常と捉える
ことができる能力が備わっているそうですが、衝突する可能性のある車両の見え方が動いていないことで、この
異常を検知する機能が働いていない
ことが、「見通しの良い交差点での事故」の理由になるそうです。
そのため、「見通しの良い交差点での事故」を予防するためには、
・前方を直視せずに、視線を動かす(衝突する車両の動きが分かる)
・一時停止は、必ず守る
・自分の運転している車両も見落とされている可能性があることを知る
などを理解しておく必要があることになります。
出合い頭の事故は、衝突のダメージも大きくなることが予想されますので、十分注意して運転するようにしてください。
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【参考リンク】
一般財団法人日本自動車研究所
http://www.jari.or.jp/kuruma_gakuen/knowledge/ergonomics/accident/
写真素材 足成
http://www.ashinari.com/
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Posted at 2013/02/08 01:01:29 | |
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