大切にしている愛車が盗まれてしまうと、これまで投資してきたパーツ代やメンテナンスなどをしてきた苦労が水の泡となってしまいます。


みんカラ内でも「車両盗難」に関しては、関心度が高いものと思われますが、皆さんは、どのような対策をされていますか？


本日のブログは、皆さんが対策を行っているものに、もう一つ加えておくと安心なものをご紹介します。


車両盗難に関する保険には、

車両の盗難保険(車両保険)

があると思います。


盗難保険は、皆さんもご存知だと思いますが、車両の盗難に遭ったときなどに、車両価額に応じて保険金が支払われるものになります。



盗難保険のメリットは、

・満額ではないが、一定の保障が受けられる

になりますが、デメリットとして、

・パーツ代までは請求できないことも…
・やはり、満額の保障ではない！
・年式によっては、入れないこともある

があります。



車両盗難の被害に遭われた方は、犯人が捕まった場合、

訴訟を起こしてでも、弁償させてやる！

という気持ちになりますが、

やはり、弁護士費用をかけてまでは・・・

となることが多く、泣き寝入りを余儀なくされてしまうことが多いと思います。



実は、この問題をクリアするのが、


弁護士費用特約


になります。



通常、弁護士費用特約は、交通事故が発生し、自分の過失が０の場合に使うことができるもので、

・最大300万円まで弁護士費用、訴訟費用などの支払いを受けられる

となっていることが多いと思います。



意外と知られていませんが、この弁護士費用特約は、

車両盗難の犯罪者に損害賠償請求するときの弁護士費用も支払われる

ものとなります。


※全てについては、当てはまりません。
保険会社の補償範囲を確認する必要があります。



たとえば、ソニー損保の約款を見てみると、まず、用語の定義として






とあります。


そして、弁護士費用特約で支払われる場合に関する記述は、





となっています。



このように、車両盗難の犯罪者が見つかった場合、「弁護士費用特約」を利用して、直接犯人に損害賠償請求することができる場合があります。



弁護士費用特約は、自分が歩行中の交通事故のときなども利用でき、個人的には、お勧めの特約となっています。

そして、万一、車両盗難の被害に遭ってしまったときは、犯人を見つける努力をし、犯人に責任を取ってもらうことも検討できると思います。


注）保険会社によっては「人身傷害事故」だけを補償範囲としている場合もありますので、車両盗難に必ず利用できるものかは、自分の加入する保険の約款を確認する必要があります。



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【参考リンク】

日弁連　弁護士保険とは
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/legal_aid/data/kenrihogo_leaf.pdf

半田法律事務所
http://www.handa-law.jp/info.php?id=23

ソニー損保の自動車保険　普通保険約款・特約
http://www.sonysonpo.co.jp/share/pdf/auto/yakkan_20130401.pdf

写真素材　足成
http://www.ashinari.com

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