2013年02月06日
仮眠とるならエンジンOFF!またか・・・と、少しウンザリしている方もいるかも知れませんが、明日も広い範囲で「雪」の予報となっているようです。





いきなり本題ですが・・・


積雪の多い地域に住んでいる方は、

・大雪のときに
・エンジンを掛けた状態で仮眠をとる


ということが大変危険である!ということは、十分に理解されていることと思います。



これは、仮眠しているときに大雪が降ることで、

マフラーがふさがれ、排気ガスが車内に充満して一酸化炭素中毒

となる事故が実際に起きていることが理由となります。



そのため、寒いスキー場などに夜中に到着し、朝まで仮眠をとるような場合であっても

エンジンOFF

が原則となります。



しかし、仮眠をとるときの「エンジンOFF」は、大雪かどうかに関係なく、常にエンジンは止めて仮眠をとるべきであると言われています。



これは、通常、自動車の構造により「排気ガスが室内に入らないようになっている」のですが、

100%排気ガスをシャットアウトできるか?

というと、必ずしもそう言いきれるものではない、というのが理由になります。



排気ガスが室内に入ってしまう原因の一つに「マフラー」があります。

自動車のマフラーは消耗品の一つで、乗り方によっては「5万キロ」程度で穴があいてしまうケースもあります。

このような穴のあいたマフラーでエンジンをかけたまま仮眠をとると、大雪のときと同様に一酸化炭素中毒となってしまう危険性が高くなります。



一酸化炭素中毒の原因となる「一酸化炭素」については、たとえ少量であったとしても、


血液中の「ヘモグロビン」と結合して血液の酸素運搬能力が低下

       ↓

結果として、酸素欠乏状態になる



という特徴があります。



さらに、一酸化炭素は、

「無色・無味・無臭」

の気体で、気付かないうちに中毒となってしまうという特徴があります。



万一、室内に一酸化炭素を含む排気ガスが入り込んでしまったときの影響が大きいことから、

・できるだけ周囲に車がない所で仮眠をとる
・サービスエリアなどの大型車のスペースで仮眠をとるのは危険

など、エンジン停止以外の注意事項もあるようです。



いずれにおいても、アイドリングをしながらの仮眠はNG!ということで、仮眠をとる予定のある方は、毛布などを用意して出かけるようにしてください。




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【参考リンク】

東京ガス [こんなに怖い!CO中毒]
http://eee.tokyo-gas.co.jp/safety/co.html

厚生労働省 [一酸化炭素による中毒等・平成23年]
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei10/27.html

NTTiF [寒い冬、疲れて仮眠を取りたい - 自動車のハプニング対応事例]
http://www.nttif.com/hikaku/hikaku05.html

平成医新
http://blog.m3.com/yonoseiginotame/20100313/10

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Posted at 2013/02/06 00:31:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン