本物を見たことがある方もいるかも知れませんが、「水晶」の画像になります。
水晶というと、「
占いなどで使用される神秘的なもの」というイメージがありますが、その元になっている性質に「
圧電現象」というものがあります。
つまり、
「水晶に力を加えて変形させると電気が発生」
し、逆に
「水晶に電気を流すと(電圧をかけると)水晶が変形する」
という性質があります。
このような不思議な特性があることから占いなどに用いられるようになったのでしょうか?
ところで、水晶に電気を流すと「
振動」が発生しますが、この特性を利用して作られる工業製品に「
時計」があります。
上の図のような
クォーツ時計や自動車に搭載されているデジタル時計の時間を計測する基本となっているものは「水晶」になります。
水晶に電気を流すと1秒間にちょうど32,768回の振動を発生する特性を利用して時計の時刻を表示させているようです。
ここで、水晶の特徴にさらに興味深いものがありますが、それは、
「温度変化によって誤差が生じる」
というものです。
水晶それぞれの特性のバラツキもありますが、基本的には
「温度が高くなると振動する回数が増える」
というもので、常温以上の温度になる真夏などでは
「時計の時刻が進みやすくなる」
特徴があることになります。
ここで、自動車に搭載されている時計を見てみると、ナビなどのように電波を受信して常に正しい時刻に修正されているものは正確な時刻を表示しますが、
自動車に搭載されている時計はとても狂いやすい環境にある
ことになります。
今のような暑い時期は「時計が進みやすい」季節ですので、
正確な時刻を知ることができる「Time.is(
http://time.is/)」サイトなどを利用して修正してみてください。
リズム時計工業株式会社(自動車向け時計製造メーカーです)
http://www.rhythm.co.jp/
Wikipedia[石英]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E8%8B%B1
空間からの贈り物(水晶の画像をお借りしました)
http://gooup.weblogs.jp/enefeel/rc-cl.html
Posted at 2012/07/28 01:01:15 | |
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