2014年04月19日
拡声器を使った営業車両のルールについて

拡声器を使用した車両といって最初に思いつくのは、

 選挙運動

でしょうか。

選挙運動の場合は、公職選挙法などの一定のルールに従って活動されていますが、営業目的の場合は、

 どんなルールがあるの?

と分からないものです。

深夜や早朝から大きな音量で営業してしまうと、近隣住民に対して迷惑となることもあります。

本日は、拡声器を使った営業活動のルールについて調べた結果をご紹介します。






道路交通法を調べてみたところ、「拡声器」や「音」などでのキーワードで調べてみましたが、

 ・警音器(クラクション)
 ・マフラーによる騒音
 ・交通に起因する騒音


については書かれていますが、「拡声器」についての規定はありませんでした。

つまり、違法な改造車両であれば取り締まりの対象となる可能性はあるけど、

 大音量だからといって道交法違反にはならない

と考えられます。

「拡声器の音がうるさい!」といって警察に相談される方もいるかもしれませんが、なかなか対応してもらえないことも多いのではないでしょうか。






道路交通法では、拡声器のしようについては書かれていませんでしたが、

 都道府県の条例

によって使用方法にルールが設けられています。

Wikiediaの情報ですが、北海道と沖縄県を除く45の自治体で、

 「拡声器(の使用)による暴騒音の規制に関する条例」

というものが定められています。

たとえば、東京都の場合なら、

 音を生じさせる装置から10メートル以上離れた地点

で音の大きさを測定し、

 85デシベル超

の音を「暴騒音」と定義し、発生させてはならないものとしています。

85デシベルの音の大きさは、

 地下鉄の車内 ~ 一般の工場

くらいの大きさです(自動車の警笛は110デシベル程)。


そのため、営業などを目的に拡声器を使用する場合は、

 道路交通法ではなく自治体の条例

によるルールに従って活動しなければならないことになります。






拡声器を使った営業活動は、とくに

 赤ちゃん

のいるご家庭で悩まれていると思います。

やっと寝てくれた…と思ったら

 「不用品の無料回収を・・・」

などの大きな音に反応して目が覚めてしまうこともあります。


そのようなときは、お住まいの市役所・区役所に相談窓口があるのが一般的ですので、相談してみるといいかも知れません。

 「お住まいの市区町村 + 拡声器」

をキーワードに検索すると必要な情報が見つかりますので試してみてください。


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参考リンク

東京都 [拡声機による暴騒音の規制に関する条例]
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1012206001.html

道路交通法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35HO105.html

Wikipedia [拡声器暴騒音規制条例]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%A1%E5%A3%B0%E6%A9%9F%E6%9A%B4%E9%A8%92%E9%9F%B3%E8%A6%8F%E5%88%B6%E6%9D%A1%E4%BE%8B

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Posted at 2014/04/19 14:02:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2014年04月17日
今さら聞けない!?~クラクションの鳴らし方~


クラクションのことを正確には、「警音器」といいますが、

 むやみに鳴らすべきものではない!

という点については、皆さんもご存じのことだと思います。

しかし、道路交通法を調べてみたところ、

 クラクション(警音器)を鳴らすべきとき
 鳴らしてはならないとき


が厳密に決められています。


本日は、クラクション(警音器)の鳴らし方を再確認したいと思います。




クラクション(警音器)に関することは、道路交通法の第54条で説明されています。

道路交通法第54条第1項では、

 1.左右の見とおしのきかない交差点、
   見とおしのきかない道路のまがりかど 又は 見とおしのきかない上り坂の頂上
   で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。

 2.山地部の道路その他曲折が多い道路について
   道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、
   見とおしのきかない道路のまがりかど 又は 見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
の2つの場合に「警音器を鳴らさなければならない」としています。





法律の条文は読みにくいですので、分かりやすく書きなおすと

 1.道路標識で指定されている
   左右の見通しの悪い「交差点、道路の曲がり角、上り坂の頂上」を通行するとき。


 2.道路標識で指定されている"区間"において、
   左右の見通しの悪い「交差点、道路の曲がり角、上り坂の頂上」を通行するとき。


となります。






次にクラクション(警音器)を鳴らしてはいけないときは、道路交通法第54条第2項に

 「車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。」

とありますので、上の2つの場合以外では、

 鳴らしてはいけない!

というのが基本になります。

そして、但し書きに

 「ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。」

とあるように、危険を防止するために必要なときは、例外として使用してもよい、というのがクラクションの鳴らし方のルールということになります。




もう一度、道路交通法54条を確認してみると、




 「自転車以外の軽車両を除く。」

とありますので、警音器の鳴らすべきとき、鳴らしてはいけないとき、というのは、

 自転車も同様

ということになります。

自動車を運転するときだけでなく、自転車に乗るときも、むやみにクラクション(ベル)を鳴らさないように、というルールになっています。



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道路交通法
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Posted at 2014/04/17 13:15:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2014年04月15日
車社会のコミュニケーション能力とは?


最近は何かと「コミュニケーション」の大切さについて、話しを聞くことが多くあります。

コミュニケーション能力、あるいはスキルの上達についての本が出版されたり、求人においても

 コミュニケーション能力が高い方

という条件が出されるようにもなっています。

また、車社会においても、言葉以外による"意思の疎通"は重要だとされますが、そもそも

 「コミュニケーション能力とは、どういうこと?」

と感じる人も多いのではないでしょうか。

説明する側、される側ともに「コミュニケーション能力」という言葉で

 何を求め、求められているのか?

を理解することが重要だと思います。

本日は、コミュニケーション能力の意味を再確認し、自動車の運転におけるコミュニケーションについて考えてみたいと思います。






まず、「コミュニケーション」の意味を辞書で確認してみたところ、本来の意味は、

 「ある所(の生物や無生物)から別の所(の生物や無生物)へ
  エネルギー,物体,生物,情報などが移動し,
  その移動を通じて移動の両端に,ある種の共通性,等質性が生じること」

になるそうですが、通常は、「他人どうしが分かりあえること」という意味で

 「人から人への情報の移動によって生じた、共通の理解」

を指すことが多いそうです。

人と人とが会話などを通じて

 「そうだよね!」
 「いいね!」


と"共通の感情"にスムーズにもっていける、あるいは、共感できる能力が「コミュニケーション能力」ということになります。






自動車の運転においても"コミュニケーション"が大切、といわれますが、自動車の運転の場合は、

 言葉以外による意思の疎通

であることが前提になります。

自動車のコミュニケーション手段としては、

 ・ヘッドライト(パッシングによる意思表示等)
 ・ウインカー(進行方向の伝達やハザードランプによる意思表示等)
 ・クラクション(相手に危険を知らせる)
 ・ブレーキランプ(減速する意思表示)


などがあります。

人の場合でも自動車の場合でも同じですが、情報を伝える方よりも

 相手の情報を受け取る能力

が高いほうが望ましいと考えられます。

自分の伝えたいことを必死に伝えるのは、子どもでもできることですが、相手の意志や伝えようとしている情報を理解し、適応していくには一定以上の能力が必要だと考えられるからです。






自動車の運転の場合は、

 相手の意思(情報)をいかに受け取ることができるか?

が安全上、重要になります。

ときどき、自分の思いどおりの行動をしてくれなかったとして、

 歩行者に向かってクラクションを鳴らす

人を見かけますが、誤ったコミュニケーションの取り方であることは言うまでもありません。

円滑で気持ちよく運転・歩行することを実現するためにも、相手の情報を受け取るコミュニケーション能力を身につけ、どのような状況にも対応できるドライバーになりたいものですね。



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goo辞書 [コミュニケーション]
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/82060/m0u/

Kotobank [コミュニケーション]
http://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

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Posted at 2014/04/15 12:29:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2014年04月13日
カードローンとマイカーローンの仕組みの違い

自動車の購入や車検費用、パーツの購入に際してローンを組む方もいるのではないでしょうか。

また、2010年6月18日以降は出資法の上限金利が29.2%から20%に引き下げられていますので、カードローンを利用してパーツの購入や車検費用に充てるケースもあると思います。

カードローンは、以前は、貸金業者(消費者金融や信販会社、クレジット会社など)だけのサービスでしたが、現在では、銀行や信用金庫はもちろん、労金や郵便局でも取り扱いがあります。

本日は、マイカーローンとカードローンの返済方式の違いなどについて、ご紹介したいと思います。






これだけ多くの金融機関でカードローンの取扱いがあると、

 「自分も使ってみようかな・・・」

という気分になるかもしれません。

実質年率14%~18%の金利は高めの設定だと思いますが、「1日あたりの金利」で計算してみると"低金利"という気分になることがあります。

たとえば、都市銀行のある銀行カードローンは、実質年率14.6%となっていますので、

 1万円の融資残高に対する"1日分の利息"

を計算してみると、

 1万円×0.146÷365=4円

となります。

1万円借りたら「月に120円」、10万円借りたら「月に1200円」の利息となるので、

 「これなら大丈夫!」

という人も多くなるのだと思います。






マイカーローンのように元利均等払い・元金均等払いによる返済方式の場合、

 毎月の返済額は○○○○円
 返済期間は○○ヶ月


というように返済額や返済期間がありますので、返済が完了するまでの「ゴール」が用意されているローンです。

これに対して、カードローンの返済方式は「残高スライド定額リボルビング払い」という返済方式になります。

この返済方式は、ローンの残高の大きさに応じて

 最低○○円を返済してください!

という、残高に応じた「最低返済額」が決められる返済方式です。

10万円の残高なら4千円、30万円の残高なら1万円など、残高に応じて必要となる返済額が決まるというものです。

マイカーローンのように融資を受けるごとに契約するのではなく、契約の範囲内で何度でも融資が受けられますので、

 なかなか返済が終わらない!

という問題が生じやすくなります。

手続きが簡単だというメリットはありますが、計画どおり返済していこう、という本人の強い意志が必要になるローンです。






いわゆるキャッシングの利用者は、国内に1300万人いるといわれていますが、まとまった金額のローンが必要なときは、最初からゴール(完済)が用意されているマイカーローンなどを利用する方が安心です。

人によっては「金利が高いから危険!」と考える方もいますが、何度でも融資が受けられるという点に利用の難しさがあるように思います。



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三井住友銀行 [マイカーローンの返済額試算シミュレーション]
http://www.smbc.co.jp/kojin/car/mloan/sim/sim02.html

楽天銀行 [自動車ローン・マイカーローン・オートローン]
http://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/example/auto-loan/

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Posted at 2014/04/13 12:58:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン
2014年04月11日
いつから始まった? ~8時間労働制について~

労働時間が身近ければ、愛車の洗車やメンテナンス、ドライブなど、その分だけプライベートな時間を多く楽しめます。

労働者と資本家の関係については、子どもの頃に学校で習った記憶もありますが、あらためて「8時間労働制」についておさらいしたいと思います。






8時間労働制は、労働者が"勤務時間の短縮"を目指してきた結果、ようやく実現できたものということができます。

8時間労働制が確立する以前は、女性・子どもに関係なく10時間~16時間の長時間勤務が当然でしたので、「やりたいことに費やせる時間」が非常に少ない状況でした。

そのような中、世界で初めて「1日8時間・週5日労働」の制度化に成功したのは、

 アメリカの自動車メーカー・フォード社

です。



フォード社を創業したヘンリー・フォードは、2度の自動車会社の起業に失敗していますので、現在のフォード社は3度目の挑戦で成功したものです。

8時間労働制が制度化される以前は、単調な労働を長時間強いられることで、労働者の退職も多く、

 ・労働力不足
 ・熟練工の不足
 ・訓練コストがかさむ


などの問題がありました。

ヘンリー・フォードは、この問題を解決するため、1914年に

 ・1日あたりの給料をこれまでの2倍に!
 ・勤務シフトを1日8時間・週5日労働に!


という改革をすることで乗り切りました。

人件費の上昇により、自動車1台あたりの製造コストは上昇しましたが、価格転嫁せずに人件費以外のコスト削減で乗り切ります。

その結果、これまで「お金持ちのおもちゃ」といわれていた自動車が、一般の人でも購入できるようになり、



1920年には全米の自動車の半数が「フォードT型」となるほどにまで成長を遂げます。






現在の日本の労働基準法では、「労働者に、休憩時間を除き一日について8時間を超えて労働させてはならない」という決まりがあります。

この法律は、戦後の1947年に施行されたものですが、それ以前に8時間労働制を導入したのは、

 川崎造船所・神戸工場(現在の「川崎重工業船舶海洋カンパニー」)

になります。

フォード社はヘンリー・フォードが自ら労働時間の短縮化を決意しましたが、日本の場合は「労働者がようやく勝ち得たもの」ということができます。

1919年の秋に川崎造船所で労働争議がおこり、労働者の「サボタージュ(怠業)闘争」によって、初めて8時間労働制を就業規則に盛り込まれました。

とても大きな反響があり、これをきっかけに「8時間労働制」を求める動きが全国的に広がったようです。






現在では、8時間労働制も自動車に乗ることも"あたり前"と感じている人がほとんどです。

しかし、労働条件の改善を求めて命を失った人がいるのも事実ですし、自動車に乗ることができるのも「自動車の育ての親」といわれるヘンリー・フォードによるところが大きくなります。

1日のうちの8時間はしっかり働き、残りの時間はしっかり楽しみや休息を取るために活用し、メリハリのある生活を送りたいものですね。



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参考リンク

Wikipedia [ヘンリー・フォード]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89

Wikipedia [フォード・モーター]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

Wikipedia [8時間労働制]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%99%82%E9%96%93%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%88%B6

神戸市 [8時間労働発祥の地神戸]
http://www.city.kobe.lg.jp/information/institution/institution/library/furusato/8jikan_roudou.html

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Posted at 2014/04/11 11:51:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン