2014年04月01日
保険会社とのトラブルを早期解決する制度とは?


自動車保険について調べてみると分かりますが、補償内容の多様化・複雑化が進んでいますので、簡単に比較することが難しくなっています。

契約内容をすみずみまで確認すればいいのですが、そこまでする人は少ないと思います。

実際、交通事故が起きてから「補償されると思ったのに・・・」と驚いてしまったり、保険会社とのトラブルに発展してしまうことも珍しいことではありません。

本日は、保険会社とトラブルが発生してしまったときに利用できる、「金融ADR制度」についてご紹介します。






金融ADR制度は、平成22年10月1日から本格的にスタートした「裁判によらない紛争解決のための制度」のことです。

自動車保険やクレジット契約、キャッシングといった「金融」に関して発生したトラブルについて、その分野に詳しい弁護士などの専門家(紛争解決委員)が間に入り、裁判以外の方法でトラブル解決を目指します。

自動車保険に関する紛争解決機関は「一般社団法人 日本損害保険協会」ですが、

 ・一般社団法人 生命保険協会
 ・一般社団法人 全国銀行協会
 ・一般社団法人 保険オンブズマン

などもあります。

発生したトラブルの金融商品ごとに、相談できる機関が定められている点に特徴があります。






金融ADR制度の特徴には、

 (1)費用がかからない
 (2)短期間で解決
 (3)中立の立場で介入


などがあります。

保険会社とトラブルが発生したときに「裁判」となると、裁判手続にかかる費用や弁護士費用などが心配になります。

しかし、金融ADR制度を利用すれば、ほぼ無料で解決できます。

また、金融ADR機関(紛争解決機関)が提案した和解案について、保険会社が原則として受け入れることとなっていますので、短期間で解決できるという利点もあります。

もちろん、金融ADR機関は中立・公正な立場で和解案を提示してくれますので、不当な内容で解決させられるという心配もありません。






自動車保険に関するトラブルは、商品についての理解不足であったり、補償内容(損害額の算出など)に納得できないときに生じるものです。

いざトラブルが発生してしまったときは金融ADR制度を利用できますが、日頃から自分が加入している自動車保険の商品内容を理解するようにしたり、交通事故の損害額算定の相場を理解しておくことも重要です。

できる限りトラブルとならないように注意し、万一、トラブルとなってしまったときに金融ADR制度を活用するといいと思います。



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参考リンク

金融庁 [金融ADR制度について]
http://www.fsa.go.jp/policy/adr/adr.pdf

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Posted at 2014/04/01 12:00:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン