2014年11月25日
2速発進のデメリットとは?

MT(マニュアル・トランスミッション)車に乗られている方の中に、

 発進するときは2速から!

という方もいると思います。

自動車学校(教習所)では、基本に忠実な運転技術を学びますので、

「スタートは1速から!」

と厳しく指摘された方もいるのではないでしょうか。

本日は、"部品の摩耗"という側面から2速発進の問題点についてご紹介します。




路面の状況によっては、2速発進が必要なこともありますが、1速発進の場合に比べて

 クラッチの摩耗

が進んでしまいます。



クラッチは、エンジンの動力をタイヤに伝えたり、切り離したりするための機構のことをいいます。

基本的なことですが、

 クラッチ・ペダルを踏み込む → 動力が伝わらない
 クラッチ・ペダルを踏まない → 動力が伝わる


というものです。

自動車を発進させる際は、「半クラッチ」をうまく利用してスムーズなスタートができるようになりますが、

 1速でスタート → 低回転 & 短時間の半クラッチ
 2速でスタート → 高回転 & 長時間の半クラッチ


となることがわかります。

 (※長時間になるのは、スピードが乗るまで半クラッチ状態が続くためです。)


半クラッチの状態のときは、クラッチの摩擦材がこすれている状態になりますので、

 長時間の半クラッチを必要とする2速スタートでクラッチの摩耗が進む

ということが分かります。

また、半クラッチを長く続けるほど、熱を発生しますので、熱による部品の劣化などによる摩耗も進むと考えられます。






一般の乗用車とは異なり、トラックやバス、貨物車などについては、2速発進でも問題ないといわれています。

荷物を積載した状態のときに「1速発進」、空の状態のときは「2速発進」という使い方が想定されていますので、2速発進が当たり前という例外的なケースになります。

また、雪道や路面がぬかるんでいる場合は、1速発進ではなく、2速発進の方がスムーズで安全にスタートできます。

原則は1速発進となっていますが、例外もあるという点に注意してください。






1速発進が想定されている自動車は、

 やはり1速発進の方が燃費が良くなる

と考えられます。

クラッチの部品交換にかかる工賃も高くなりますので、

 1速発進は、お財布にもやさしい運転

になると思います。

2速発進がくせとなっている方もいるかもしれませんが、1速発進を意識してみるのもいいのではないでしょうか。



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参考リンク

Wikipedia [クラッチ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%81

Wikipedia [マニュアルトランスミッション]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

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Posted at 2014/11/25 23:49:17 | コメント(12) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン