長時間の運転をしていると、疲労がたまってきますが、疲労のたまりやすい個所に
「腰」があります。
腰を痛めてしまうことを「腰痛」といいますが、人間が二足歩行をするようになったことが原因で、人間の宿命ともいわれているものです。
業務中にけがや病気になり、4日以上の休業をした、いわゆる
職業性疾病の6割が「腰痛」だといわれています。
腰痛は病気の名前、と思われるかもしれませんが、腰の痛みやはり、不快感などの症状のことを言います。
腰を痛めてしまったときに病院で治療を受けることがありますが、原因を特定できる「特異的腰痛」は全体の10%~15%で、全体の85%~90%は、原因が特定できない「非特異的腰痛」になります。
腰が痛むけど原因を特定できない、長期間にわたって苦痛を伴ったり、仕事を休まなくてはならないことがあるので、腰を痛めないための予防が重要になります。
腰痛になる原因の一つに「血行不良」があります。
血行不良は、自動車の運転や長時間のパソコン作業、ストレスによっても生じます。
血液の流れが悪くなると、血管の末端にまで、十分な酸素や栄養素が送り届けられなくなります。
その結果、筋肉の中に乳酸などの疲労物質がたまり、それが神経を刺激することで
"腰の痛み"となって現れるそうです。
血行不良による弊害は、腰の痛みだけでなく、肩こりや頭痛、冷え症などの原因にもなりますので注意が必要です。
自動車を運転するときの姿勢が悪く、そのことが原因で腰痛になることがあります。
一時的なものは、先に説明したような「血行不良」などが原因になりますが、長時間の運転によって「骨盤のズレ・歪み」が生じることがあります。
「骨盤がずれるなんて」と思われるかもしれませんが、
・子どもの頃に強く腰をぶつけた
・高いヒールの靴を履いている
・骨盤を支える腹筋の衰え
によっても骨盤がずれたり歪んだりするそうです。
一度、骨盤がずれてしまうと、自分で治すことが難しく、慢性的な腰痛や頭痛・肩こりに悩まされることもあるので注意が必要です。
普段の生活では、骨盤のずれが生じないようにするため、
・正しい姿勢を保つ
・腹筋を意識して使うようにする
・体の重心のバランスを整えるため、利き手・利き足と異なる手足を使う
などが重要だといわれています。
自動車の運転では、適度な休憩を取るようにし、正しい姿勢となるようにシートを調整して、できるだけ腰への負担が少なくなるようにしましょう。
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厚生労働省 [運送業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ]
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/131025-02.pdf
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Posted at 2014/03/16 11:54:50 | |
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