2014年03月04日
タイヤの慣らし運転の必要性について

新車購入時、あるいは、スタッドレスタイヤから新品の夏タイヤに交換するときに、「慣らし運転をしたほうがいいのか?」と気になることがあります。

最初は、ゆっくり運転するように気をつけていたのに、いつの間にか、慣らし運転をしていたことを忘れてしまう、そんな経験もあるのではないでしょうか。

本日は、タイヤの慣らし運転を(1)何のためにするのか?、(2)どのくらいの期間・距離すればいいのか?、(3)するべきか、しなくてもいいのか?、という点についてご紹介します。






タイヤの慣らし運転の目的は、(1)離型剤(りけいざい)を落とすこと、(2)タイヤのゴムとベルト(スチール)・カーカス(ナイロン、レーヨン等)をなじませること、の2つです。

離型剤は、タイヤ製造時に金型から外れやすくしたり、金型の汚れを防ぐ目的で使用されるもので、新品のタイヤの表面に付着しています。

離型剤が付着した状態では、タイヤ本来のグリップ性能が引き出せない、スリップしやすい状態です。

また、タイヤはゴムだけで構成されているわけではなく、スチールやナイロン、レーヨンなど、いくつかの素材を組み合わせて造られています。

そのため、タイヤの慣らし運転の目的は、表面の離型剤がなくなるのを待ち、タイヤを構成する素材どうしをなじませるため、ということができます。






タイヤの慣らし運転の方法は、基本的には、普段よりもゆっくり走行するだけです。

一般のタイヤなら、80km/h以下の速度で100km以上、スタッドレスタイヤは60km/h以下の速度で200km以上走行すれば、慣らし運転は完了です。

ただし、気をつけるべき点は、新品のタイヤが成長することです。

"成長する"というイメージが分かりにくいかもしれませんが、構造部材が馴染むことによって、

 サイズが大きくなる(膨張する)

ことです。

タイヤが膨張すれば、当然、空気圧が低下しますので、慣らし運転中は、頻繁に空気圧のチェックが必要になります。






タイヤの慣らし運転をするべきかどうか、と気になるかもしれませんが、高速走行をするのでなければ、神経質になる必要はないかもしれません。

ただし、空気圧が減りやすいことと、普段よりもスリップしやすい点だけは、念頭に置いておくと安心ですね。


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参考リンク

BRIDGESTONE [タイヤの基本構造]
http://www.bridgestone.co.jp/personal/knowledge/maintenance/01_02.html

Wikipedia [離型剤]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A2%E5%9E%8B%E5%89%A4

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Posted at 2014/03/04 12:21:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン