2014年03月06日
車内温度が外気温よりも高くなる理由とは?


少しずつ暖かさを感じる日が増え、愛車での旅行やドライブを楽しもう、という機会が増えてきます。

小さいお子様がいる家庭では、「車内に子供を残さないように!」と毎年のように注意喚起されていますが、JAFのデータによると、真夏の炎天下のときよりも春先から初夏にかけての「熱中症事故」が多く発生するようです。

真夏の炎天下の車内は、60℃や70℃にまで達するといわれますが、「なぜ、外気温よりも車内の気温が高くなるのか?」疑問に思われる方もいるのではないでしょうか?

本日は、車内の温度が外気温よりも高くなる理由についてご紹介します。







車内の温度が外気温よりも高くなるのは、ビニールハウスをイメージしていただくと分かります。

ビニールハウスのビニールや自動車のガラスは、

 ・太陽光は通しやすい
 ・空気は通しにくい


ことは、直感で理解できると思います。

まず、太陽光が車内に入ってくると、

 ・ダッシュボード
 ・シート


などを温め、加熱されたダッシュボードなどは、ヒーターのような役割を果たし、

 車内の空気

を暖めます。

つまり、太陽光がダッシュボードなどに熱を伝え、さらに、車内の空気を暖めますが、

 暖められた空気が車外に放出されにくい

という理由で外気温よりも高くなります。







「エアコンをつけているから・・・」という考え方が危険、といわれることがありますが、これは、エアコンの冷却効果が弱くなることから注意されることです。

アイドリング状態でエアコンをつけた状態では、走行時よりも冷媒ガスの循環量が少なくなり、エアコンの効きが悪くなります。

また、エアコンのコンデンサーからの放熱も走行時より少なくなりますので、さらにエアコンの効きが悪くなります。

真夏の信号待ちのときや渋滞にはまってしまったときに、「暑いな~」と感じるのは、エアコンの冷房効果が弱くなっていることも影響しています。







このように、車内に熱がこもりやすいことと、アイドリング時のエアコンの冷却性能が下がることからも、

 車内に子どもを残さない

ようにするのが一番の事故対策です。

ドライブに出かける前に飲み物などを用意しておいたり、子どもが起きているときに一緒にトイレに行くなどして、熱中症の事故回避に努めるようにしてください。



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参考リンク

JAF [車内温度/春]
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/detail1.htm

株式会社 夢建築ホロン [熱の伝わり方]
http://yume-holon.jp/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/2339.html

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Posted at 2014/03/06 14:35:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン