2014年10月06日
自動車保険のはじまり

自動車保険には、自賠責保険と任意保険とがあります。どちらも民間の「損害保険会社」に申込んで加入しますが、損害保険会社名に「海上」とつくことが多いと思います。

具体的には、

 ・東京海上日動火災保険
 ・日新火災海上保険
 ・三井住友海上火災保険


などがありますが、これは、保険というものの起源に由来しています。

本日は、自動車保険に限らず、保険制度というものがどのようにして出来たのかについて、調べたことをまとめてみたいと思います。






海上輸送の歴史は、古代ギリシア時代にまでさかのぼりますが、当時は、航海中の嵐や海賊との遭遇が問題となっていました。

輸送中に嵐や海賊と遭遇してしまったときは、自らの命と船を守るため、やむを得ず、積んでいる荷物を海に捨てて帰ってくることも多かったそうです。

荷物を無事に運ぶことができなくなれば、損害が生じることになり、このときの負担は、

 荷主と船主で負担しあう

という習慣があり、これが保険の考え方の基礎になるものだそうです。






その後、14世紀になると、イタリアの商人たちにより、

 ・航海が失敗 → 金融業者が積荷代を負担
 ・航海が成功 → 金融業者に手数料を支払う


という仕組みが考えだされ、これが、今の損害保険に発展します。

日本では、豊臣秀吉が活躍した16世紀ころ、ポルトガルやオランダ、東南アジア諸国との貿易において、

 抛金(なげかね)

という制度があったそうです。

抛金(なげかね)は、イタリア商人が考えたものと同じ制度で、航海に成功すれば手数料を支払い、失敗に終わったときは何も支払わなくてもいいというものです。

日本の場合は、航海に必要な「お金の融資」という形で行われていましたが、いずれも

 海上での災害に備えるもの

が基礎としてありました。






このように自動車保険をはじめとする、損害保険の基礎は、

 自分で負担しきれない損害に備えるため

にあります。

世界には、このような「もしも」に備えた珍しい保険があり、

 ・宇宙人誘拐保険(イギリス)…宇宙人に誘拐されたり、食べられてしまったときなどの保険
 ・ハンター保険(日本)…狩猟の際に自分や他人を死傷させてしまったときの保険
 ・胸毛保険(イギリス)…何らかのアクシデントで、自身の胸毛がなくなってしまったときの保険

というものまで販売されています。

もしもに備えて保険に加入していると安心しますが、天候の悪いときは、いつも以上に安全運転で行きたいですね!



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参考リンク

Wikipedia [損害保険]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%90%8D%E5%AE%B3%E4%BF%9D%E9%99%BA

日本損害保険協会 [損害保険の歴史]
http://www.sonpo.or.jp/wakaru/seminar/step1/omake.html

東京海上日動 [損害保険とは?]
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/guide/study/sonpo_03.html

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Posted at 2014/10/06 01:01:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン