
この画像を見て、懐かしい!と思う方もいるかもしれませんが、この車両は日産 ダットサントラック ロング GN62 になります。
この車両は、トラックとはいっても業務用だけでなくプライベートでの使用でも人気のある車両でした。
今から30年程前の時代では、「車といえばダットサン」、「一家に一台ダットサン」と宣伝されるほどの人気であったそうです。
ところでこの
ダットサン(DATSUN)というブランド名の由来を聞いたことはありますか?
ダットサンのブランド名の由来を知るには、話しを大正時代にまでさかのぼらないといけません。
日産自動車の前身となる会社は、日本最初の国産自動車メーカーである「
快進社」となりますが、
大正3年(1914年)に純国産自動車の第一号となる「脱兎号」という車両を発表しました。
脱兎は、ウサギが逃げ出すときのスピードという意味で命名されたものだと思われますが、当時の開発協力者
田 健治郎(でん・けんじろう)氏
青山 禄郎 氏
竹内 明太郎 氏
の
3名の頭文字を取ってDAT号と付けられたのが元になります。
その後、1923年の世界大恐慌、関東大震災などを契機に経営が悪化し、「快進社の解散」→「実用自動車製造株式会社との合併」などを経て、再び「脱兎号」の製造技術を用いた車両の開発が始められます。
そして、
1930年にようやく経営難を乗り越えて開発された車両ブランドに「DATSON(脱兎の息子という意味)」が誕生、後に「SON=損」というイメージを嫌って「DATSUN」というブランドが確立したそうです。
このように、ダットサンブランドは、国産自動車の第一号ともいえる車両が深くかかわっているブランドであるといえます。
その
ダットサンというブランドは、1980年代から使用されなくなってしまいましたが、2014年からインド・インドネシア・ロシアを皮切りにダットサンブランドの車両が販売される予定になっています。
再び、ダットサンのロゴマークが見られる日が楽しみですね。
カーセンサー(ダットサントラックの画像をお借りしました)
http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU0005711875/index.html
Posted at 2012/08/27 01:11:09 | |
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