2012年08月12日
エンストの本当の怖さ?





現在、市販されている自動車のほとんどには、パワーステアリングブレーキマスターバックが付いていると思います。








パワーステアリングについては、皆さんもよく知っているものだと思いますが、ブレーキの倍力装置のようなものが付いていることに気付かなかった方もいるかも知れません。

簡単に言うと、ブレーキペダルを力強く踏み込まなくても、しっかりとした制動力を得られるものです。


このブレーキマスターバックが故障してしまうと、ブレーキペダルを思い切り踏み込まないとブレーキが効きにくい(気がする)という状態になります。


このブレーキマスターバックが運転中に故障してしまうと、非常に怖い思いをしてしまいますが、故障していなくてもヒヤリとしてしまうケースがあります。





今から、10年ほど前に実際に体験したことですが、少々エンジンの調子の悪い自動車で山道を走行したことがあります。


ちょうど下りに差し掛かったところで、

エンスト

をしてしまいました。


エンジンがストップしてしまうとブレーキマスターパックも動作しませんし、ステアリングの動作も一気に重く感じます。


実際には、

「ブレーキが効かない!」
「ステアリングも曲がらない!」


という状態でパニックになります!



さらに、パニックを"倍力"させたのは、オートマ車だったことで、シフトダウンによる減速も出来なかったことです。


結局、5秒ほどして「エンジン始動だ!」と思い、セルモーターを回してエンジン始動後、何事もなく停止することができました。


パニック状態に陥ってしまうと「ブレーキが効かない!」と思いこんでしまいますが、思いっきり踏み込めば車体を停止させることができます。


このような体験は、めったに起こらないと思いますし、したくないとも思いますが、走行中にエンストしてしまったら

思い切りブレーキを踏んですぐに止まって下さい!


Wikipedia [ブレーキブースター]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC


Posted at 2012/08/12 01:01:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン