以前にも紹介したことがありますが、改正道路交通法の施行により、
環状交差点「ラウンドアバウト」が"誕生"しました。
ラウンドアバウト(環状交差点)というのは、上の画像のような環状の交差点のことで、通常の交差点よりも安全性が高い構造であるといわれています。
すでに長野県軽井沢町や静岡県焼津市、滋賀県守山市などでラウンドアバウト化された交差点がありますので、
「もともと存在しているじゃない?」
と感じる人もいるかもしれませんが、今回、あえて
「誕生」と説明されているのは、道路交通法の改正により、
初めて交差点として認められ、通行方法などがルール化された
という背景があるからです。
本日は、あらためて環状交差点「ラウンドアバウト」の特徴や注意点についてご紹介したいと思います。
ラウンドアバウトの基本的なルールには、
1.環状内の車両が優先
2.環状内に進入するときは、徐行、または、一旦停止
3.環状内は右回り(時計回り)
などがあります。
環状内は常に右回り(時計回り)になりますので、通常の交差点とは異なり、
右折
をする必要はありません。
そのため、複雑な交差点や交通量の多い交差点が苦手という方でも、比較的簡単に進路を変更できるようになっています。
しかし、通常の交差点と同様、ルールを守らなかったときの罰則規定も加わり、
・環状交差点通行車妨害等違反(環状内の車両を優先しないときなど)
・環状交差点安全進行義務違反(他の車両や歩行者の注意を怠ったときなど)
などの違反もあります。
通常の交差点よりも侵入しやすくても、しっかりとスピードを落としてから環状内に入るようにしましょう。
ラウンドアバウトには、信号機がありませんので、信号機の電気代や維持管理費の節約ができるなどのメリットがあります。
信号機がないことのメリットは、このほかにも、災害等による停電時でも
交通網が混乱せずにすむ
などがあります。
さらに、スピードを落とさずにラウンドアバウトに侵入してしまうと、中央に位置する「中央島」に衝突する構造になっています。
このことから、ドライバーが無意識のうちに速度を落とすことで、
重大な交差点事故をなくせる
というのも大きなメリットです。
ラウンドアバウト式の交差点は、「まだ見たことがない!」という方が多いと思いますが、今後、増えることが予想される交差点です。
慣れないうちは、できるだけ慎重に通行することはもちろんですが、
できるだけ早く慣れる!
というのも大切なことです。
アメリカでは、ラウンドアバウトに変更したことで
人身事故が78%も減少
というデータもあるそうです(東京新聞の記事より)。
ラウンドアバウトを利用する私たちも早く慣れるようにし、1件でも交通事故を減らせるように心掛けるようにしたいものですね。
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ラウンドアバウト式の交差点とは?
http://minkara.carview.co.jp/userid/1400958/blog/30978038/
神奈川県警 改正道路交通法等の一部施行について
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0207.htm#no8
Wikipedia ラウンドアバウト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%88
Yahoo!ニュース 環状交差点「ラウンドアバウト」運用開始 改正道交法施行
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140901-00000738-fnn-soci
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Posted at 2014/09/02 01:01:57 | |
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