東京都心でも積雪が20センチを超えるなど、太平洋側を中心に記録的な大雪となりました。
今回の大雪によりケガや亡くなった方が29都府県で1498人に上りましたが、天候が回復した現在でも、雪が残っている間は油断することができません。
ふだん積雪を経験しない地域の方の場合、雪道や凍結路面を運転するときに思わぬトラブルが発生してしまうことも考えられます。
本日は、雪道運転の基本的な知識・テクニックについてまとめてみたいと思います。
雪道を運転する場合は、心構えや運転テクニックなども重要ですが、「運転する前の準備」も重要です。
雪道運転をする前の準備としては、
(1)ランプ類に積もっている雪を取り除く
(2)スコップや段ボール、軍手などを積載する
(3)必要に応じてタイヤチェーンを装着する
などになります。
まず、雪が降っているときは、それだけでも視界が悪くなり、事故が発生するリスクが高くなります。
そのため、他のドライバーからの視認性を高めるため、ヘッドライトを点灯させることが重要になりますが、ランプ類に雪が積もっている状態では、点灯させる効果がなくなってしまいます。
ランプ類に積もっている雪を取り除き、他のドライバーから確認されやすいようにしておく必要があります。
また、ぬかるみなどで身動きがとれなくなることも考えられますので、用意できればスコップや段ボール、軍手などを準備しておくと安心です。
雪が大量に残っているときにタイヤチェーンを装着するのは当然ですが、装着しない場合でも、目的地に向かう途中で必要になることもあります。
装着するかどうか迷ったときは、タイヤチェーンを積載して出かけるようにすると良いと思います。
雪道を運転する場合の注意点については、他のブログなどでも多く紹介されていますが、
(1)"急"のつく運転操作をしない
(2)車間距離を多めにとる
(3)万一、車体が滑り出しても慌てずに対応する
などが重要です。
急ハンドルや急ブレーキ、急加速などはしないようにし、車間距離も十分とるようにしましょう。
JAFが行ったテストでは、乾燥した舗装路面で時速50キロメートルからのフルブレーキでは、制動距離が「10.7m」になります。
これが圧雪路になると「35.3m」、凍結路面では「111.8m」にまで制動距離が延びるとされています。
路面に雪が残っている場合は、最低でも普段の3倍の車間距離をとるようにするべき、というのは、このようなデータに基づくものです。
また、万一、車体が滑り出した場合は、落ち着いてハンドル操作をすることで、危険を最小限に抑えることができます。
車体の後部が滑って流されることがありますが、
右に流されたら、ハンドルを右にきる
左に流されたら、ハンドルを左にきる
ことで対応します。
このときに慌てて急ハンドルをしてしまうと、さらに不安定な状態になることもありますので、落ち着いてジワリとハンドルを切るようにします。
最後にぬかるみなどで立ち往生してしまった場合は、無理にタイヤを回転させて脱出しようとしないことが重要です。
アクセル操作だけで脱出を試みると、さらに脱出が困難な状態になることもありますので、
(1)障害となっている雪を取り除く
(2)段ボールなどを敷いて脱出しやすくする
ことで脱出を試みます。
段ボールや砂など、滑り止めになるようなものがなく、どうしても脱出できない、というときは、最後の手段として
フロアマット
を利用することもできます。
救援を呼ぶことができず、脱出が困難な状況に陥った場合に、フロアマットを使って脱出を試みてください。
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北海道 [冬道での事故回避]
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YOMIURI ONLINE [記録的大雪…13人死亡、1498人負傷]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140209-OYT1T00325.htm
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Posted at 2014/02/10 12:11:25 | |
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