2014年02月22日
ウインカーの点滅速度、速すぎても遅すぎてもダメな理由とは?


方向指示器、つまり、ウインカーは、重要な保安部品で、車検でも点検を受けます。

また、ウインカーランプをLED化したため、点滅速度が速くなりすぎた、という人もいるのではないでしょうか。

本日は、ウインカーの点滅速度が速すぎても遅すぎてもいけない理由についてご紹介します。







ウインカーの点滅速度の基準については、

 「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

というもので決められ、

 「方向指示器は、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること。」

と指定されています。

この基準を満たしていないと、車検にも通りませんので「速すぎる場合」や「遅すぎる場合」は整備・調整が必要になります。

しかし、

 「なぜ速すぎてはいけないのか?」
 「なぜ遅すぎてはいけないのか?」


という点に疑問がありますし、そもそも「毎分60回以上120回以下」というのは何を基準に決められているのかが不思議です。







それでは、ウインカーの点滅が速すぎたり、遅すぎたりして何が問題になるのか、について説明します。

まず、ウインカーを作動させるのは、通常、

 右折・左折するとき

です。

ウインカーランプが切れていたり、ハイフラッシャー現象で「速すぎる点滅」を経験したことがある方はわかると思いますが、

 速すぎる点滅は落ち着かない

状態になります。

つまり、交差点に進入するにあたり、ドライバーを落ち着かせない点滅速度は良くない、という理由で速すぎる点滅がいけないとされています。

同様に、遅すぎるウインカーランプの点滅についても、

 ドライバーを漫然とさせてしまう(集中力を欠いてしまう)

ことで、毎分60回未満の点滅は、基準に適合しないことになります。







では、「なぜ毎分60回以上120回以下なのか?」について説明します。

ウインカーランプの点滅速度が上の範囲にあるのは、実は、

 ドライバーの心拍数

に合わせられています。



健康的な成人の心拍数は、通常、

 毎分65~80程度

といわれています。

また、運転しているときは、少し心拍数が上がり、さらに交差点に進入するときには、安静時よりも少し心拍数が高くなります。

自動車のウインカーランプの点滅速度は、このような

 少し緊張しているときの心拍数

に合わせて設計されています。


そのため、ウインカーランプの点滅が速すぎたり、あるいは遅すぎたりすると、安全上の問題が生じますので、早目に調整するようにしてください。



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参考リンク

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示
http://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_137_00.pdf

Wikipedia [方向指示機]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B9%E5%90%91%E6%8C%87%E7%A4%BA%E5%99%A8

Wikipedia [心拍数]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E6%8B%8D%E6%95%B0

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Posted at 2014/02/22 16:14:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | コラム | イベント・キャンペーン