愛車のパーツの取り外しなどをしていると、ボルトやナット・ワッシャーが多く使用されていることが分かります。
パーツ同士の締結やパーツと車体との締結のためにボルトやナットが使用されるのは分かりますが、ワッシャーが使用されている目的や注意点については分からないことも多いのではないでしょうか。
本日は、ワッシャー(座金)の基本的なことについてご紹介します。
ワッシャー(座金)はボルトとナットなどの間に使用される部品で、主に
1.座面の保護
2.緩み防止
3.気密保持
4.絶縁・導電
などを目的に使用されているものです。
自動車に使用されている多くのワッシャー(座金)は、これらのなかでも
「緩み防止」「座面の保護」を目的に使用されています。
つまり、走行中の振動によりボルトやナットに緩みが生じたり、座面を安定させるため、ワッシャー(座金)を間に挟み込んでいるわけです。
また、エンジンオイルの交換のときに緩めるドレンプラグにもワッシャー(座金)が使用されていますが、この場合は、
ワッシャーを押しつぶすことによって気密保持
の効果を高めるためのものです。
ドレンプラグのワッシャーは「繰り返して使えない」と言われるのは、一度、つぶれてしまったワッシャーでは、期待される気密保持の効果が得られないからです。
ワッシャー(座金)で普段よく目にするのは、「平ワッシャー(平座金)」「スプリングワッシャー(ばね座金)」ですが、これ以外にも
・歯付き座金
・角ワッシャー
など多くの種類のワッシャー(座金)があります。
平ワッシャーは、緩み止めの他、パーツの傷つきを予防したりネジやボルトの頭がめり込んでしまわないようにするために使用されます。
これに対してスプリングワッシャーは、平ワッシャーの一部が切断され、ねじれた形状をしています。
このねじれた形状がばねのはたらきをし、万一ネジやナットが緩んだときでも反発力によって、外れにくくなる効果があります。
また、スプリングワッシャーはナットとパーツの両方に食い込むことで効果を発揮するものですので、頻繁に分解されるような場所では使用されません。
自動車の場合はナンバープレートなど、頻繁に取り外すものではなく、脱落しては困るような所に使用されています。
ワッシャーの中でもスプリングワッシャーについては、
緩み止めの効果が期待できるどころか、緩みの原因になる
という意見もあります。
これは規定以上の力で締め付けすぎてしまい、スプリングワッシャーの効果が損なわれてしまうのが大きな原因です。
そのため、スプリングワッシャーが使用されている場合は、締め付け過ぎに十分注意するようにしてください。
また、ワッシャー(座金)の緩み防止効果を過信することなく、定期的な点検もするようにすると安心ですね。
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Wikipedia [座金]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A7%E9%87%91
ネジクル [座金・ワッシャー]
http://www.tsurugacorp.co.jp/dictionary/washer/index.html
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Posted at 2014/02/14 12:54:46