2013年10月27日
今から鍛えられる!?~空間認知能について~



スポーツ選手や建築家・パイロットなどを職業とされている方は、「空間認知能」の働きが高いといわれています。
空間認知能は、「物事を3次元的にとらえる知能」などと定義されることがあります。

本日は、空間認知能がどのようなものか、そのはたらきを高めるにはどうすれば良いのかをまとめてみたいと思います。


空間認知能とは?



空間認知能は、3次元として物の位置や形状・方向などを把握する知能のことを言います。

定義の説明が少し分かりにくいですが、

・飛んでくるボールをキャッチする
・2次元に描かれた地図を見て、全体をイメージする
・右折時に対向車線から直進してくるバイクとの距離を把握する


という状況のときに「空間認知能」が働きます。


また、「午後の3時までに仕上げる」「10分以内に完成させる」という状況のときに、時間の長さをイメージするときにも空間認知能が働いています。


この空間認知能が高い人は、

・ものごとの全体像を瞬時に把握し、本質を見抜くことが得意!
・地図を見て目的地までの経路を瞬時にイメージできる!
・数字に強くなる!


という傾向が強いといわれています。


3つめの"数字に強い"というのは、空間を把握する「空間認知中枢」のとなりに数字を処理するはたらきをもつ中枢があるからです。

「歩きながら暗記をすると、よく覚えられる」といわれますが、これは、運動をつかさどる脳の部位と記憶をつかさどる部位が近い位置にあるからだそうです。

同じように、空間認知能が活発にはたらいていることが刺激となり、数字を処理する能力も高まるのではないかと思います。



姿勢が悪いと空間認知能のはたらきが悪くなる!?



姿勢の良さと空間認知能のはたらきに大きな関係があるとされています。

人間は、物を認識するときの80%が視覚からの情報だといわれています。

姿勢が悪いと視覚から得られる情報に「歪み」や「傾き」が生じます。

歪みや傾きのない情報なら瞬時に認識できるものでも、それを補正して認識しなくてはならないことを意味します。

傾いた情報を補正するには一定の時間がかかり、その時間が「認識・判断の遅れ」となって現れます。

「自動車のシートを極端に倒して運転するのは危険だ」といわれますが、運転操作に支障があるだけでなく、認識・判断が遅れることも理由になります。



空間認知能の鍛え方



「自分は、地図を読むのが苦手でね~」という方もいるかもしれませんが、空間認知能は、大人になってからでも鍛えることができる能力だといわれています。

空間認知能のはたらきを悪くする「姿勢の悪さ」を正したら、積極的に鍛えるようにしたいと思います。

空間認知能を鍛えるには、

・キャッチボールをする
・絵を描く
・字を丁寧に書く


ようにすると良いそうです。


ここで、より空間認知能を鍛えるには、2つめの「絵を描く」ときに、

できるだけ実物そっくりに描く

ようにするとされています。


また、描かれた絵に'色'を塗ると「ぬり絵」による脳の鍛錬に期待できます。

ぬり絵をすると脳全体の血流が増すことで、脳のエイジングケアに良いとされているからです。

今日は日曜日です。

お子様のいる方は親子でキャッチボールをしたり、ぬり絵を楽しんでみてはいかがでしょうか☆




お友達の申請、いつでもお待ちしてます

MKJPでは、皆様からのお友達の申請をいつでも歓迎します!

申請方法は、プロフィールページの「お友達に誘う」のバナーをクリックして、
メッセージを送信するだけです♪

申請ページ(プロフィール)はこちらです!
http://minkara.carview.co.jp/userid/1400958/profile/

参考リンク

Wikipedia [空間認識能力]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E9%96%93%E8%AA%8D%E8%AD%98%E8%83%BD%E5%8A%9B

脳を活性化するぬり絵 認知症に対する改善効果も期待 PR TIMES
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000000340.html

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Posted at 2013/10/27 01:01:25 | コメント(3) | トラックバック(1) | コラム | イベント・キャンペーン