実際に接触していないのに、交通事故と判断されるケースがありますが、このことを
誘因事故、または、非接触事故
と言います。
誘因事故で、私が知っているケースは、
(1)おばあさんが信号待ちをしていました。
(2)目の前を大型トラックが通過しました。
(3)驚いたおばあさんが、転んで骨折しました。
このようなケースが誘因事故です。
結局、このおばあさんの近くにいた人が警察へ通報し、トラックの加入する保険で治療費などが支払われることになりました。
また、YouTubeに、次の誘因事故が投稿されていました。
※音は出ません。
このようなケースの当事者になってしまう可能性も否定できません。
■自分が被害者となってしまった場合
誘因事故の被害者となった場合、直接、接触していないので、
事故と加害者の因果関係を証明するのが困難
という問題に遭遇します。
一般的には、誘因事故の被害者となった場合、
「目撃者の確保」が大変重要になると言われています。
また、直接、接触がなかったことから、動画のように加害者が現場を離れてしまい、誰に損害を請求したらよいか分からず、
政府保障事業制度による救済
しか受けられないことになります。
政府保障事業制度による救済は、自賠責保険(共済)の金額までの給付となりますので、満足できる補償が受けられない可能性もあります。
■自分が加害者となった場合
最初の事例のトラックの運転手は、「勝手に転んでおいて!」と怒っていたそうです。
※おばあさんは、知り合いです。
そのことが原因で、おばあさんと大きなトラブルに発展したそうですが、
「自分は関係ないのに・・・」
と感じてしまうケースもあると思います。
そのため、加害者の立場で考えた場合でも、
目撃者は、とても重要である
ということになります。
■目撃者が確保できない場合
しかし、夜間や人通りの少ない場所での誘因事故の場合、目撃者がいないことも多いと思います。
自分が被害者となったら、正しく損害を算定してもらい、請求させてほしいと考えますし、加害者なら、「どこに問題があったのか?」を理解し、被害者に謝罪するべき場合はしなくてはなりません。
そこで、やっぱり必要だな・・・と感じたのは、
ドライブレコーダーです。
ドライブレコーダーの活用法は、いろいろとあるようですが、誘因事故の当事者となったときも役立つと思われます。
購入を迷っている方は、思い切って購入してみてはいかがでしょうか♪
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【参考リンク】
東京都交通安全協会 [誘因事故(非接触事故)は、どう対応すれば?]
http://www.tou-an-kyo.or.jp/soudanjirei/4_list_detail.html
JAF Mate
http://www.jafmate.co.jp/dr/camera.html
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Posted at 2013/05/15 01:01:59 | |
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