2014年05月25日
運転時の錯覚
運転時の錯覚

私たちは、目でものを見ているのではなく、「脳」でものを見るといわれます。

そして、常に実際にあるものを正確に捉えているのではなく、ときに「錯覚(さっかく)」をしてしまうことは有名です。





たとえば、上の同じ2本の直線が「同じ長さ」だということは分かりますが、



このようになると、下の直線の方が短く見えてしまいます。


本日は、自動車と関係のありそうな「錯覚」についてご紹介します。





本来あるものの大きさを正確に捉えられないと、ものの"距離間"を誤ってしまうことがあります。

先ほどの2本の直線も大きさ(長さ)が異なって見える錯覚でしたが、直線以外でも大きさが異なって見えることがあります。





この2つの丸は「同じ大きさ」に見えると思いますが、丸の周囲に異なる丸を描いてみると、大きさが変わります。





上の画像のように、左の丸が小さく見え、右の丸が大きく見えることが分かります。

よく、「バイクは大きさが小さいので、気をつけないと…」といわれますが、これと同じ原理です。




見る対象となるもの(バイクなど)の周りに、より大きいもの(トラック)があるときの錯覚のことを「エビングハウス錯視」といいます。





次は、自動車とは関係ないかも知れませんが、色が異なって見えるという錯覚もあります。





上の画像を見ていただくと、すべての色が「薄いグレー」に見えると思います。

しかし、周囲の状況により「異なる色」に見えることがありますので、以下の画像を見てください。





最初の画像と「グレー部分」の色は変えていませんが、左の列のグレーの方が明るく、右の列のグレーの方が暗く感じると思います。

これは、「ホワイト効果」と呼ばれる錯覚で、黒いラインに含まれるグレーは「より明るく」、白いラインに含まれるグレーは「より暗く」見えるというものです。






色が少し変わって見えるだけでは、ただちに危険なことにはならないかもしれません。

ただし、私たちが錯覚を起こすのは、視覚だけではなく

 ・スピードの変化(高速から降りたとき)
 ・傾斜の変化(下り坂から平坦になったときなど)


などもあります。

「運転技術や安全運転には自信があるよ!」という方でも錯覚を起こしてしまうと思いますので、余裕のある運転が大切ということなのだと思います。


下のリンク先に、その他の錯覚についても紹介されていますので、興味のある方はアクセスしてみてください。



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参考リンク

Wikipedia [錯覚]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%AF%E8%A6%9A

Wikipedia [錯視]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%AF%E8%A6%96

Wikipedia [ホワイト効果]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E5%8A%B9%E6%9E%9C

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Posted at 2014/05/25 12:35:34

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