「平成25年1~12月犯罪統計」によると、平成25年の車両盗難は、認知件数で
・自動車盗 : 21595件
・バイク盗 : 51588件
で合計73183件も発生しています。
7万件以上もの盗難といってもピンと来ないかもしれませんが、
・1日あたり200台
・約7分に1台
のペースで自動車やバイクが盗難の被害に遭っている計算になります。
本日は、犯人がどんな目的で自動車などを盗難するのかという点について考えてみたいと思います。
車両盗難の1つ目の目的は、他の犯罪に自動車を使用するためです。
自分の名前や住所が登録された自動車を犯行に使うことはできませんので、盗難した車両やナンバープレートを交換したりして犯行に使用されているようです。
犯行に使用された後は、そのまま乗り捨てられることもありますが、転売されたりしてしまうことも少なくありません。
自分の愛車を盗難から守るということは、他の犯罪の抑制にもつながることだということが分かります。
車両盗難のもう1つの目的は、海外への転売のためです。
「海外へ転売するほど、価値があるのかな?」
と思われるかもしれませんが、日本車は海外でも人気です。
故障も少なく、きれいに磨かれていることが多いので、高い値段で売買できるのが背景にあります。
盗難車両は、そのままの状態で輸出されることもありますが、自動車部品に分解されて輸出されることもあるようです。
故障したパーツを「中古パーツ」で修理することがありますが、それを大がかりにしたものが
「ニコイチ」と呼ばれるものです。
不動車や過走行車などの「車両番号」は、正規のものとして使うことができるかもしれませんが、自動車としての価値は高くありません。
しかし、盗難車両があれば、車両番号やいくつかのパーツを交換するだけで、新たに
「転売できる中古車」ができてしまうことになります。
よく「○○○は盗難に遭いやすい」などと言われることがありますが、中古車市場で高値で取引できる車両が狙われているのかもしれません。
統計データを見る限りでは、自動車盗の犯人検挙率は36.4%、バイク盗は10.9%(平成25年)と高くありませんので、防犯対策はしっかりするようにしたいものですね。
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総務省 [平成25年1~12月犯罪統計【確定値】]
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001052201&cycode=0
Wikipedia [ニコイチ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%81
Wikipedia [自動車盗]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E7%9B%97
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Posted at 2014/05/19 13:32:26