2014年05月13日
「自動車運転死傷行為処罰法」とは?
「自動車運転死傷行為処罰法」とは?

飲酒運転や過度なスピード違反による厳罰化の傾向が続きますが、今月20より新たに

 「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」

略すと

 「自動車運転死傷行為処罰法」

というものが施行されます。

これまでの法律とどのような点が異なり、どの部分の罰則が強化されているのかについてご紹介します。






これまでは、悪質な運転に対しては

 「危険運転致死傷罪」

がありましたが、悪質な運転や飲酒運転による死傷事故によっても

 危険運転致死傷罪の適用が難しい

ケースが多くありました。

そのため、罰則の強化・見直しを求める被害者・遺族の声を受け、さらなる厳罰化を盛り込んだ新たな法律

 「自動車運転死傷行為処罰法」

が制定され、平成26年5月20日から施行されることになります。






新しい法律によって何が変わるのか、という点ですが、まず、これまでの刑法の「危険運転致死傷罪」が新法(自動車運転死傷行為処罰法)に移行します。

さらに、新法に移行するだけでなく、

 ・一方通行や高速道での「逆走」、歩行者天国での「暴走」など、「通行禁止道路」での危険な速度での走行

が追加され、さらに、

 ・アルコールや薬物による正常な運転ができない状態での運転
 ・幻覚、発作を伴う病気により、正常な運転に支障が生じる状態での運転

が新設されます。

つまり、これまでよりも「危険運転致死傷罪」の適用がされやすくなり、その範囲も広がっているのが、今回の法改正のポイントになります。






「自動車運転死傷行為処罰法」では、飲酒運転についても、これまで以上に厳罰化がされています。

新法では、飲酒運転で死傷事故を起こした場合に、発覚を免れるための

 ・事故現場でさらに飲酒すること(「今飲んだ!」という言い逃れ)
 ・事故現場を離れてアルコール(薬物)濃度を減少させる行為


についての罰則が新設されます。

これらの行為は、今後は「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪」という罪に問われ、

 12年以下の懲役

という重い罪が課されることになります。


一般の方にとっては、服用している薬の影響に注意することが重要になりますが、飲酒運転については、

 ・隠そうとする行為
 ・罪を逃れようとする行為


についても重い罰則が加わったことが大きな変更点になります。


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参考リンク

静岡県警察 「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」制定のお知らせ
http://www.pref.shizuoka.jp/police/anzen/jiko/kotsuho/h260526kaise.html

Wikipedia [危険運転致死傷罪]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B1%E9%99%BA%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%87%B4%E6%AD%BB%E5%82%B7%E7%BD%AA

刑法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M40/M40HO045.html

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Posted at 2014/05/13 11:57:44

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