2014年02月26日
タイヤ空気圧センサーの仕組みについて
タイヤ空気圧センサーの仕組みについて

最近の自動車には、タイヤの空気圧を監視するシステムが搭載されているものもあり、運転中にパンクなどのタイヤの異常を知ることができるようになっています。

普段見慣れない





このようなマークが点灯したら、速やかに安全な場所に停車し、タイヤの状態を確認する必要があります。

本日は、タイヤ空気圧センサー(TPMS)が普及した契機、その仕組みなどについてご紹介します。







タイヤ空気圧センサーが普及したきっかけは、2000年にアメリカで起きたSUVの交通事故です。

高速走行中のSUVのタイヤのトレッド面が剥離し、自動車が横転する、という事故が発生したことをきっかけに

 自動車の安全性に関する規則(TREAD法)

が成立しました。

TREAD法では、タイヤの空気圧不足を警告する装置

 TPMS:tire pressure system

の装着を段階的に義務化され、2007年9月以降は、すべての新車に装備されています。


また、アメリカだけでなく、EU(2012年~)、韓国(2013年~)でも義務化されていますので、タイヤの空気圧センサーは、国際的に普及されている安全装置と考えることができます。





ここで「一体、どのようにして空気圧を測定できるのだろう?」と思われるかもしれませんが、一般には「直接式」あるいは、「間接式」と呼ばれる方法で空気圧の異常を検知しています。

直接式のタイヤ空気圧センサーは、

 タイヤのエアーバルブと一体化された機器

によって検知する方法です。



タイヤバルブと一体化された送信機からは、リアルタイムでタイヤの空気圧・温度などの情報が送られます。


これに対して、間接式の空気圧センサーは、

 ABS用の車速センサー

を利用したものです。

空気圧が減少すると、タイヤの直径が小さくなり、回転速度が上昇します。

そして、この回転速度の違いや変化などを検知して、タイヤの異常をドライバーに知らせます。

間接式の空気圧センサーは、4輪同時に空気圧が減少した場合に検知できなかったり、や絶対的な空気圧を知ることはできませんが、安価に導入できるメリットがあります。





タイヤ空気圧警告灯は、頻繁に点灯するものではありませんが



タイヤと「!」を組み合わせたようなマークになっています。

この警告灯が点灯したら、まずは、安全な場所でタイヤの状態を確認し、エアー不足の状態ならセルフスタンドなどでコンプレッサーを借りるといいと思います。

また、間接式の空気圧センサーには、通常、リセットボタンが装備され、それを押さないと消灯しない場合もあります。

取扱説明書などを確認し、リセットボタンの位置についても確認しておくようにしてください。



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参考リンク

太平洋工業株式会社
http://www.pacific-ind.co.jp/products/car/tpms/

Wikipedia [TPMS]
http://ja.wikipedia.org/wiki/TPMS

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Posted at 2014/02/26 12:48:20
この記事へのトラックバック
タイヤ空気圧センサーの仕組み」 From [ ポロッセオ研究所 ] 2014/02/26 21:05
この記事は、タイヤ空気圧センサーの仕組みについてについて書いています。 欧州車ってデイライトも装着義務なのに日本は何やってんだ?

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