自動車に使用されているベルトには、ファンベルトやタイミングベルト、パワステベルトなど、実に多くのものがあります。
これらのベルトに共通して言えることは、切れてしまったときに大きなトラブルになりやすい、という点です。
たとえば、ファンベルトが切れてしまうと、オルタネーター(発電機)が駆動しなくなり、バッテリーの残容量の範囲内でしか走行できなくなります。
また、タイミングベルトのある自動車で、このベルトが切れてしまうとエンジンに大きなダメージを与える場合があります。
さらに、走行中にパワステベルトが切れてしまうと、突然ハンドルが重くなり、非常に危険な状態になります。
そのため、大きなトラブルを避けるためには、定期的なベルトの点検と交換が必要になることになります。
ファンベルトやパワステベルトなどは、基本的にはゴムでできていますので、熱や油に弱い、という性質があります。
ベルトが使用されている箇所がエンジンルーム内なので、熱については仕方のない部分もありますが、油が付着していないかどうかは自分で確認できます。
基本的に、ベルトは熱や油に弱く、使用するごとにひび割れや剥離が生じ、いつかは消えてしまうものと考えておくほうがいいでしょう。
ベルトはゴムでできていますので、当然「伸びる」という性質があります。
ベルトを取り付けるときに、
「少しエンジンをまわして、再びベルトの張り具合を確認する」
ということを聞いたことがあるかもしれませんが、これは、取り付けた直後に最もベルトが伸びるからです。
しかし、取り付け時に正しく張り具合を調節したとしても、使用とともに少しずつベルトが伸びてきます。
その結果、ベルトの緩みが原因となる摩擦が生じるようになり、ベルトの劣化が早まってしまうことになります。
ベルトが劣化してしまうのは、ある程度やむを得ないことですが、大きなトラブルを避けるためにも、できるだけベルトの状態を把握しておきたいものです。
ベルトの取り付け箇所によっては、目視による確認も難しい場合がありますが、できる範囲で確認するようにしてください。
まず、目視によって、亀裂やオイルの付着がないかどうかを確認します。
その後、手が届くようであれば、手で押して張り具合を確認します。
このときに「10kgの力を加えて、1cmたわむ張り具合」にする、と説明されることがありますが、専用のテンションゲージというツールがないと難しいかもしれません。
周囲の他のベルトと比較して、明らかに緩んでいると分かったときは、ディーラーなどで確認してもらうようにしてください。
また、キュルキュルという音がするようになったら、交換時期が来ていますので、早めに交換するようにしてください。
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Posted at 2014/03/28 13:19:12