2013年12月04日
タクシーのオートドア、国内シェア90%の企業とは?
タクシーのオートドア、国内シェア90%の企業とは?


普段、あまり意識することなくタクシーを利用しますが、自動で開閉できるドアについて不思議に感じることがあります。

このタクシーのオートドアを製造しているメーカーは、「トーシンテック株式会社」という企業になります。国内シェア90%になりますので、ほぼトーシンテック製のオートドアであると考えていいと思います。

本日は、ニッチな業界で活躍する、トーシンテック株式会社についてご紹介します。



オートドア普及のきっかけは?

まず、トーシンテック株式会社は、昭和34年に「トーシンエアドア株式会社」として創業したのが始まりです。

企業名からイメージできますが、創業当時からタクシー用のオートドアの生産を目的としていました。

現在のようにタクシーのオートドアが普及したのは、昭和39年の東京オリンピックのときです。

海外から日本を訪れる観光客をもてなすため、東京のタクシー会社がオートドアを採用しだしたのがきっかけになります。

その後、昭和48年には香港へ、平成14年にはシンガポールへの輸出を開始し、タクシーオートドアの国外への普及を実現することになります。

今では当たり前に見かけるタクシー・オートドアですが、そのきっかけが東京オリンピックだったというのは、意外に感じてしまいます。



オートドア、2つのタイプについて

タクシーのオートドアには、「手動式オートドア」と「バキューム式(真空式)オートドア」の2種類があります。



手動式オートドアは、運転席から後部座席まで接続された金属棒(ワイヤー)により、ドアの開閉を行うものです。



これに対して、バキューム式(真空式)のオートドアは、インテークマニーホールドという、エンジンの燃焼室に空気を取り込む経路の「吸気負圧」を利用するものです。

手動式オートドアと異なり、スイッチ操作でオートドアの開閉ができるようになっています。



トーシンテック、オートドア以外の開発商品

また、トーシンテック株式会社は、タクシーのオートドアの技術を活かし、1BOX・ワゴン用オートドアや電動オートステップ(補助ステップ)の商品も開発しています。





さらに、電動式バックドア(パワーバックドア)についても、トーシンテック製であることが多くなります。


一見するとタクシーのオートドアの技術とは、関係がないように感じますが、バックドアやサイドドアだけでなく、福祉車両にも、その技術が応用されてきています。

2020年の東京オリンピックに向けて、さらなる躍進を期待したい企業になります。



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参考リンク

トーシンテック株式会社
http://www.toshintec.co.jp/product/index.html

Wikipedia [タクシー]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC

Wikipedia [東京オリンピック]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF

Wikipedia [インテークマニホールド]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

JAMA [気をつけて!スライドドアの挟み込み]
http://www.jama.or.jp/user/slidedoor/index.html

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Posted at 2013/12/04 01:01:02

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