2013年11月12日
水中に転落!?緊急脱出方法の再確認!
水中に転落!?緊急脱出方法の再確認!


楽しいカーライフを送るためには、何らかの緊急事態が生じたときの「もしも」に備えておくと安心です。

交通事故の当事者となったときに慌てないための「自動車保険」、事故を起こさないための「…かもしれない運転」なども「もしも」に備えるためのものです。

本日は、水中に転落してしまった場合の「もしも」についての紹介になります。


もしものために「緊急脱出ハンマー」を用意しよう!

「水中に転落してしまう!」というと、そこまでの事故は想像がつかない人が多いと思います。

しかし、実際に水中転落の事故は発生していますし、ゲリラ豪雨による水没も心配です。

いざというときに備え、緊急脱出ハンマー(ライフハンマー)を用意しておくのが安心ではないでしょうか。




まず、水中に転落してから5分程度は水面上に浮いていますので、その間に脱出を試みることになります。

窓ガラスを開けることができれば、窓ガラスを開けて脱出しますが、開けられない場合には緊急脱出ハンマーで窓ガラスを割って脱出します。

どの商品にも共通する注意点は、

(1)フロントガラス(前面の窓ガラス)は合わせガラスなので脱出できない
(2)サイドガラスの「隅」を破砕するようにする
(3)説明書を事前に読んで使い方を理解しておく


などです。


まず、緊急脱出ハンマーには、いくつかのタイプ(金づちタイプ・ポンチタイプ・ピックタイプ)がありますが、いずれもフロントガラスを破砕して脱出することはできません。

左右どちらか水没していないガラスの隅を破砕して、脱出するようにしましょう。

また、「ガラスの隅」を破砕するのは、ケガをしないためです。ガラスの中央を思いきり叩くと、勢いあまって腕や手をガラスの破片で切ってしまうことがあります。

最後に、水面上に浮いているのは3~5分程度ですので、緊急脱出ハンマーの使い方を理解しておかないと脱出が間に合わなくなってしまいます。

事前に説明書を確認し、もしものときに慌てないようにすることも大切です。


緊急脱出ハンマーにも性能差があるようです

国土交通省・国民生活センターでは、11月7日に緊急脱出ハンマーに関する報道発表がされました。

この発表によると、現在、市販されている緊急脱出ハンマーの中に

ガラスを割る能力がないものが販売されている

ということです。


緊急脱出ハンマーの性能は"ヘッド先端部の硬さ(HV:Vickers hardness)"にありますが、強度が不足している商品では、先端部が潰れてガラスを割ることができないケースがあります。

市販されている緊急脱出ハンマーのヘッド先端部の硬さは

259~1,148(HV)

ですが、国民生活センターの説明では、硬さが400以下の緊急脱出ハンマーではガラスを破砕できないとしています。

これから購入を検討する方は、価格だけでなくしっかりとした造りのものを選ぶようにすると安心ですね。



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参考リンク

自動車用緊急脱出ハンマーのガラス破砕性能
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20131107_1.pdf

自動車用緊急脱出ハンマーの性能確保と使用方法の周知について
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001468.html

いざというときのために、緊急脱出用ハンマーを備え付けましょう!
http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/carsafety_sub/carsafety023.html

Wikipedia [ビッカース硬さ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%A1%AC%E3%81%95

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Posted at 2013/11/12 01:01:14

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