一般的に自動車の購入を検討するときは、「新車」を購入するか、それとも「中古車」の中から選ぶかの2つの選択肢になると思います。
しかし、頻繁に販売されているものではありませんが
「新古車」として販売されていることもあります。
本日は、「新古車」とは一体どのようなものなのか、についてご紹介します。
中古車の定義は、"自動車公正競争規約"で規定されていますが、その1つに「国内において初度登録又は検査された自動車」とあります。
つまり、
1度でも登録されたことがある自動車は、すべて中古車ということになります。
新古車として販売されている自動車には、ナンバープレートが付いていますので、厳密には「新古車=中古車」となります。
また、中古車を「新古車」として表示すると自動車公正取引協議会の規約違反(※違法行為ではありません。)となります。
そのため、新古車については
「登録済未使用車」という表示で販売されることが多くなります。
これらのことから分かるように、新古車というのは、中古車ではあるものの
"限りなく新車に近い中古車"であることが分かります。
新古車は、登録済未使用車ということになり、
「何のために登録したんだろう?」
と不思議に思うかもしれません。
使用するわけでもないのに登録されることがある理由は、
・ショールームで展示されていた自動車(展示車)
・搬送中に傷がついてしまった新車
・メーカーからの販売報奨金のための登録
の3つがあります。
ショールームに展示されていた自動車や搬送中に傷つけてしまった新車の場合は、「そのくらいの理由なら、まったく気にならない!」という人もいると思います。
次に、"販売報奨金"について分からない方もいると思いますが、自動車メーカーから販売ノルマを達成したディーラーに支払われる報奨金があります。
簡単に説明すると、目標の販売台数をクリアしたら、ある程度まとまった報奨金(お金)がディーラーに支払われますので、ディーラーは、
時期によっては、タダで販売しても利益がでるときがある
ことになります。
そのようなときに、売買契約が成立したわけでもないのに、
「自動車を仕入れて、そのまま中古車市場に流通させてしまう」ということが行われるのです。
そのため、販売報奨金が理由となって流通している新古車は、
「まったく使用されていない、新車同然の中古車」ということになります。
ここまでの説明を読んだ方は、
「そうか!新古車はお得なんだね!」
と感じるかもしれません。
しかし、新古車は必ずしもお得な価格で販売されているものではなく、
よく価格を検討するべき
ものと言えます。
これは、通常、ディーラー自らが新古車の販売をせずに、中古車市場に流通させていることが理由です。
つまり、
(新古車の仕入価格)+(新古車・販売店の利益) < (新車価格)
となっていて、新車との価格差に納得できるなら
"お買い得"です。
しかし、新古車・販売店の利益が増えてくると、
(新古車の仕入価格)+(新古車・販売店の利益) ≒ (新車価格)
※値引き後の新車とほとんど価格差がない
(新古車の仕入価格)+(新古車・販売店の利益) > (新車価格)
※新車を値引きしてもらった方が安い
ということもあり得ます。
そのため、新古車の購入を検討するなら、
「新古車の見積り」と「新車の見積り」を比較して検討する
ようにすると安心です!
MKJPでは、皆様からのお友達の申請をいつでも歓迎します!
申請方法は、プロフィールページの「お友達に誘う」のバナーをクリックして、
メッセージを送信するだけです♪
申請ページ(プロフィール)はこちらです!
http://minkara.carview.co.jp/userid/1400958/profile/
自動車公正取引規約集
http://www.aftc.or.jp/pdf/kiyaku_4.pdf
Wikipedia [インセンティブ(自動車)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブログ一覧 |
コラム | イベント・キャンペーン
Posted at 2013/09/27 01:01:39