近年、救急車の出動要請が多くなり、事故現場などへの到着が遅れたり、病院に搬送されるまでの時間が大幅に伸びているという問題があります。
さらに、患者を受け入れる病院についても、緊急を要しない患者の増加により、医師の負担が大きくなっている問題もあるようです。
私たちが交通事故の当事者になったり、体調が悪くなったときに利用する
「救急車」の適切な利用方法について考えてみたいと思います。
マスコミや自治体などでも「救急車の適正な利用」をするように求めていますが、説明によっては
「救急車が必要でないのに呼ぶ人が半数以上!」
「8割以上は、救急車を呼ぶ必要がなかった!」
などと言われることがあります。
これは、おそらく上のデータを元にそのような説明がされていると思いますが、
入院が必要にならない人は、原則として、救急車を利用しないようにする!
と考えないといけないようです。
さらに、救急車の不適切な利用と思われる通報には、
○ 本人からの通報で,救急車に乗るための支度をしていると連絡。
○ 顔のできものをひっかいたら血が止まらなくなった。
○ 鼻出血
○ 足が痛い。
○ 発熱
○ 咳が止まらない。
○ 転倒して足首が腫れている。
○ 病院がわからないから救急車で。
○ 自分でも行けるけど救急車の方が早いからと笑いながらの要請。
などがあるようです。
救急車を呼ぶべきかどうかは、医療に詳しくない私たちにとっては難しい判断になりますが、少なくとも
「お得だから、救急車を利用しよう!」というのは控えないといけませんね。
日本では「救急車は無料で当然!」と考える人が多くいますが、有料化にするための議論も行われています。
有料化するべきと主張している人が主張する、適正な利用料金は
1回の出動につき、13,600円~17,600円
であるとする場合もあります。
少し驚いてしまうような金額ですが、アメリカやフランス・ドイツなどでは、すでに有料化されている地域があります。
そして、上の表で確認できるように、諸外国での救急車の利用には、高額な料金がかかっているようです。
諸外国での有料化の実例があるということで、「では、日本でも有料化に・・・」という空気が強くなってくることは、可能性として十分あるのではないかと思います。
日本でも有料化されるかどうかは別として、
本当に必要なときだけ救急車を要請する
と考える必要がありそうです。
救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときは、お住まいの
都道府県・市区町村の「救急相談窓口」を利用することができます。
通常は、医師や看護師などが24時間体制で相談に乗ってくれます。
また、必ず救急車を必ず呼んだほうが良い症状についても、自治体や消防庁のサイトで紹介されています。
交通事故で「強い衝撃を受けたとき」というのも"救急車を要請するべきとき"ですが、他のケースについても確認しておくと安心です。
※下記の消防庁のリンクに詳しい説明があります。
MKJPでは、皆様からのお友達の申請をいつでも歓迎します!
申請方法は、プロフィールページの「お友達に誘う」のバナーをクリックして、
メッセージを送信するだけです♪
申請ページ(プロフィール)はこちらです!
http://minkara.carview.co.jp/userid/1400958/profile/
消防庁 [救急車を上手に使いましょう~救急車 必要なのはどんなとき?~]
http://www.fdma.go.jp/html/life/kyuukyuusya_manual/pdf/2011/japanese.pdf
東京消防庁 [救急搬送トリアージについて]
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/triage.htm
※緊急性があるかどうかを判断する基準があります。少し難しいかもしれません。
東京防災救急協会 [サポートCab(タクシー)]
http://www.tokyo-bousai.or.jp/call-center02.html
※救命講習を受けたドライバーが運転するタクシーサービスがあります。
東京大学公共政策大学院 [救急医療サービスの経済分析]
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/courses/2006/13100/documents/13100-2.pdf
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Posted at 2013/09/19 01:01:32