平成19年2月末時点での、貸金業者による「無担保無保証の消費者向け貸付け」の利用者は、約1170万人いるそうです。

少し、分かりにくいですが、国民の10人に1人位は消費者金融を利用している、という意味です。

そして、その中の約180万人が5社以上の利用があり、年間10万人程度の人が自己破産をしているそうです。


テレビのコマーシャルなどでも「ご利用は、計画的に！」とありますので、本日は、自動車ローンの借入額と収入のバランスは、どの程度が良いのか？という点について考えてみたいと思います。





■無理なく返済するには、「自由に使えるお金」を基準に考える！？

自動車ローンを組むときに、「無理なく返済できるかな・・・」と誰でも考えると思います。

そのときに、何となく「大丈夫だろう・・・」とか「きっと大丈夫さ！」と、根拠なく判断してしまい、思っている以上に返済がきつく感じてしまうこともあります。

そのため、「ローンの返済に使えるお金は、毎月いくらくらいか？」を計算してみて、それを元に判断してみることにします。


たとえば、手取りの収入が20万円あるとします。しかし、同じ収入の人同士でも"一人暮らしをしている人"、"結婚している人"、"実家に住んでいる人"では、自由に使えるお金が異なります。


そのため、手取りの収入20万円から、家賃の支払いや食費・光熱費などを差し引き、10万円残る人もいれば、5万円残る人もいます。

この「いくら残るか？」を基準にローンの支払額を決定すると良いと聞いたことがあります。



■たとえば、10万円残る場合

たとえば、10万円残る場合を考えます。

自動車を購入すると、任意保険の支払や2年に1度(あるいは、3年後)の車検による出費、ガソリン代などもあります。

したがって、10万円残る場合、1/3～1/4程度が、無理なくローンの返済ができる目安ではないかと思います。



たとえば、月々のローンの返済額を"3万円"に設定した場合、

・任意保険：5千円～1万円
・車検費用：10万円程度　→　月に4000円～5000円程度
・予　　備：オイル交換代やガソリン代など

かなりいい加減な計算ですが、ローンの返済に回せるお金にそれほど余裕があるわけではなく、1/3が上限なのかな、という気がしますね。

※自由に使えるお金の金額により、割合は変わってきます



■何年のローンで購入するか？

自動車ローンを何年で組むかにより、購入できる上限額が決まってきます。しかし、一般的に、60回を超える長期のローンとしてしまうと、利息の負担が大きく元金がなかなか減らないと思います。

少し余裕を持って48回払いで組んだときに、いくらまで借入れが可能かを計算してみます。





三井住友銀行のホームページにある、マイカーローンのシミュレーション結果です。

月々3万円程度の返済で、48回払いで借りることができる上限額は130万円となります。

後は、これに"頭金"を加えた金額が、購入できる自動車の上限額となるのでしょうか？



この計算は、あくまでも一例で「いくらまでなら、無理なくローンを組めるか？」というのを考えてみたものです。

皆さんが自動車を購入するときの、考えるきっかけになれば…という程度のものです。

無理のないローンを組んで、楽しいカーライフを続けたいものですね！



ご利用は計画的に♪




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【参考リンク】

三井住友銀行 [返済回数シミュレーション]
http://www.smbc.co.jp/kojin/car/mloan/sim/sim01.html

貸金業法改正等の概要
http://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/04.pdf

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