日本は山国と言われているだけあって、次のような道路標識を目にすることが多くあると思います。
これは、道路の勾配を示す道路標識になりますが、
「8%」の勾配があるという意味になります。
8%程度の勾配であれば、年式の古い自動車であっても問題なく登れそうですね。
では、次のような標識があったとしたらいかがでしょう?
このような標識を見ることはないと思いますが、
「勾配100%を登れる自動車」については市販されています。
その理由を確かめるために、「勾配」の意味から考えてみたいと思います。
■勾配とは?
最初の画像の「勾配8%」とあったのは、実は、
角度が8度
という意味ではなく、
100m進むと8m登る角度
という意味で使用されています。
したがって、8%の勾配を関数電卓などで計算すると
角度は約4.6度
となります。
■勾配100%は何度?
ここまでで感の良い方は分かると思いますが、勾配100%は
角度が45度
と同じことが確認できます。
■最大登坂能力はtanθで表示
自動車のカタログなどに表示される
「最大登坂能力」は、通常、
タンジェント(tanθ)で表示されています。
そして、一般的な乗用車の場合、最大登坂能力は0.5~0.7程度であることが多いと思います。
つまり、最大登坂能力を角度で表示すると、
tanθ=0.5 → 約26.5度
tanθ=0.7 → 約34.9度
となり、勾配では
tanθ=0.5 → 50%
tanθ=0.7 → 70%
となります。
■勾配100%の角度を登ることができる自動車は?
これらのことからも分かるように、勾配100%を登ることができる自動車は、トヨタ・ランドクルーザーなど、オフロード性能の高い自動車であれば登ることができることになります。
普段、無意識のうちに道路標識を見ていると、
勾配 = 角度
と勘違いしてしまいますが、
勾配 ≠ 角度
の関係になっています。
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【参考リンク】
カシオ・ke!san
http://keisan.casio.jp/exec/system/1161228774
トヨタ・ランドクルーザー
http://toyota.jp/landcruiser/001_p_006/dynamism/body/index.html
7代目クラウンのカタログ
http://toyota.jp/T/crown/catalog/crown7/index.html#page=45
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Posted at 2013/03/14 01:01:13 | |
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