「タイヤの扁平率」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、

　「なんとなく分かったような、分からないような・・・」

という方もいるのではないでしょうか。

たとえば、「２１５／４５　Ｒ　１７　９１Ｈ」と表示されているタイヤの場合は、「４５」が扁平率を表しています。

扁平率にどのような意味があるのか、乗り心地との関係などについてご紹介します。






タイヤの扁平率は、

　タイヤの幅に対する高さの比率

のことです。

もっと分かりやすく言うなら、「厚みのあるタイヤ」「薄いタイヤ」の違いを数値で表しているものです。

タイヤの扁平率を計算する場合は、

　（タイヤの高さ）÷（タイヤの幅）×１００（％）

で計算します。

ここで、タイヤの高さや幅などは、タイヤをホイールに組み付け、正規の空気圧で充てんした状態での「高さ・幅」という点に注意してください。






「扁平率の低いタイヤは、乗り心地が悪い」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは、タイヤの高さが低くなるほど

　衝撃の吸収量（タイヤのたわむ量）

が少ないことが原因です。

扁平率の低いタイヤのデザインを好んで選ぶ方もいますが、

　ロープロタイヤになるほど振動を感じやすい

傾向にありますので、慎重に選ぶ必要があります。

※ロープロ：ＬＯＷ（低い）、ＰＲＯＦＩＬＥ（断面の形状）→扁平率の低い　という意味です。






「カッコいいから扁平率の低いタイヤ！」で購入することもできますが、"乗り心地"に影響しますので慎重にタイヤを選びたいものです。

タイヤの場合は、

　ためしに装着して、気に入ったら買おう！

ということもできませんので、評判や口コミを確認してから購入したほうがいいと思います。

タイヤは、購入してから長期間付き合うことになるものですので、デザイン・乗り心地のバランスを考えて選ぶようにしてください。





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