追突事故は、交通事故のなかでも発生する割合が多く、交通事故全体の9割を占める「車両相互事故」のなかで最も多いのが「追突事故」です。
追突事故を起こさないようにするには、
車間距離
をとることが重要だといわれますが、
どのくらいの距離をどうやって取るのか?
が分かっていないことも多いと思います。
本日は、安全な車間距離の取り方についてご紹介します。
安全な車間距離が何メートル化については、
速度計の示す数字から15を引いた数
一般道では速度の半分の数
などというのを聞いたことがあります。
たとえば、速度計の示す数字から15を引いた数では、
時速50km → 35m
となります。
ここで気づくと思いますが、「35m車間距離をとればいい」と分かったとしても、
35mは、どのくらいの距離?
となり、結局は、ドライバーの
"カン"で決められてしまいます。
アメリカやイギリスなどでは、車間距離を「距離」ではなく「時間」によって考えると教わるそうです。
日本でも「0102運動」というのがありますが、
安全な車間距離は2秒以上あける
ようにするといいそうです。
自動車が2秒間にすすむ距離は、
時速40km → 22m
時速60km → 33m
になりますので、2秒あけることで必要最小限の車間距離を保てるようになります。
運転中に前走車との距離を時間で確認するには、
前を走行する自動車が「電柱」を通過してから数え始め、自分がその「電柱」を通過するまでの時間
を測るようにします。
また、2秒を心の中で数えるときは、「イチ・ニ」と数えると2秒よりも少なくなりがちなので、「ゼロイチ・ゼロニ」と数えたほうが良いようです。
このような理由で「0102運動」と名付けられたのだと思いますが、実際にやってみると、
こんなに車間距離が必要だったの!?
と驚く方も多いはずです。
一度、時間による安全な車間距離を測定し、自分の車間距離について確認してみてください。
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埼玉県警察 ゆとり車間距離0102運動の推進
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/kenkei/kotuanzen/kotujikoboushi/0102undou.html
全自動車事故の発生状況 - 三井住友海上
http://www.ms-ins.com/pdf/rm_car/jiko_data.pdf
Wikipedia [Two-second rule]
http://en.wikipedia.org/wiki/Two-second_rule
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Posted at 2014/03/12 14:48:29