年末年始は、実家に帰省したり旅行に出かけたりするなど、愛車での長距離移動をする機会が多くなります。
長距離ドライブを快適に楽しむため、カーナビを取り付けている方も多いのではないでしょうか?
しかし、従来のカーナビでは、渋滞の最後尾に到達してから
「この先、渋滞しています!」
とメッセージが流れたりするなど、リアルタイムに情報が得られないことがあるのも事実です。
本日は、このような問題を解決する
「プローブ情報システム」についてご紹介します。
VICS(Vehicle Information and Communication System)は、1986年に民間企業25社と旧建設省とで共同研究が始まり、1996年に東京圏でサービスが開始された情報通信システムです。
簡単なイメージでは、
・都道府県警察
・道路管理者(国土交通省・地方自治体・道路会社)
から集めた渋滞や交通事故に関する情報を
日本道路交通情報センター
で取りまとめ、
・光ビーコン
・FM多重放送
・電波ビーコン
から情報がカーナビに送られ、地図上に表示させるシステムのことです。
VICSは、急速に普及・発展したシステムですが、情報処理や編集に一定の時間を要しますので、
渋滞に遭遇してから「この先渋滞です!」
ということが発生しやすくなります。
これに対して、プローブ情報システムは、私たちの愛車1台1台が情報を発信し、情報を受け取れる仕組みです。
ある区間の自動車の速度が共通して下がれば、
混雑(渋滞)している
ことが分かります。
そして、その情報の受け渡しを“インターネット”を介して行いますので、
リアルタイムに渋滞情報を知ることができる
というメリットがあります。
プローブ情報システムで扱われるデータは、「速度」だけではありません。
ワイパーを動作させる自動車が多ければ「雨」が降っていることが分かりますし、ワイパーの動作速度により「雨量」も予測できます。
さらに、過去に“急ブレーキ”をかけた自動車が多いポイントについては、
事前に危険個所であることを知らせる
ということもできます。
また、カーナビだけではなく、走行距離と連動するPAYD(走行距離連動型・自動車保険)やPHYD(運転行動連動型・自動車保険)などの販売もあります。
プローブ情報システムによるビッグデータの活用により、今後、カーナビを始めとする様々なサービスが変わることが予想されます。
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日産自動車、「日産リーフ」のプローブ情報を新自動車保険向けに提供開始
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2013/_STORY/130515-01-j.html
KDDI 用語集[プローブ情報]
http://www.kddi.com/yogo/ICT%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%A8%E7%92%B0%E5%A2%83/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96%E6%83%85%E5%A0%B1.html
ITSに関する研究 VICS|国土交通省
http://www.nilim.go.jp/japanese/its/0frame/under/13vics/index_03.htm
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Posted at 2014/01/03 01:01:49