自動車ローンを組んで愛車を購入した場合、車検証の所有者の名称・住所の欄の記述が"クレジット会社"、あるいは"銀行"になっています。



これは、ローンが完済するまでは、所有権を留保し、滞納があった場合などに、購入した自動車で返済させるための手続です。

しかし、ローンを全て払い終わっても、通常は、所有者の欄は、クレジット会社のままであることが多く、自分で変更する手続をしない限り、クレジット会社が所有者という表示がされ続けます。



この表示の変更をするためには、運輸支局で変更登録の申請をしなくてはなりません。

変更登録に必要な書類は、「申請書」「車検証」の他、

・ディーラーやクレジット会社などの委任状
・印鑑証明書
・納税証明書
・クレジット会社の承諾書・完済証明書

なども必要になります。


クレジット会社や販売店の対応によっては、面倒だと感じてしまうかもしれませんが、必要になる手続ですので、早めに済ませておくと良いと思います。

さらに、所有権留保の解除手続だけでなく、自分以外の第三者に名義変更する場合は複雑になりますので、行政書士など専門家に任せてしまった方が簡単かもしれません。


話しは変わりますが、オークションなどで「名義変更不可」となっている場合がありますが、これは、ローンを完済していない自動車で「金融車」と言われるものです。

クレジット会社に見つかったときに、愛車を持っていかれることもありますので、十分注意するようにしてください。


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【参考リンク】

Wikipedia [自動車検査証]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E8%A8%BC

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